【シニア女性におすすめ】老後の趣味ランキングとかかる費用
シニア女性が趣味を持つべき理由は何でしょうか?また、楽しめる趣味にはどんなものがあるのでしょうか?余った時間で何かしたいと考えても、何をして過ごしたらいいかとっさに思い浮かばないかもしれません。そんな方に老後の趣味が見つかるきっかけと実際に人気の趣味や、おすすめをご紹介します。
目次
シニア女性が趣味を持つべき理由は?
定年を迎えると、生活のため、家族のための仕事から解放されて、自由な時間を過ごせるようになります。そんな老後の過ごし方は人によってさまざま。旅行に出掛ける人もいれば、家でゆっくりと過ごす人もいることでしょう。特にしたいことがないと感じているなら、意識的に趣味を探してみてはいかがでしょう。
趣味を持つことが脳の認知機能の低下を予防?
趣味を持つことにはさまざまなメリットがあります。毎日数時間でも趣味を楽しむことができれば、充実した毎日を送ることができるでしょう。興味のあるものについて、専門的な知識を深めることもできます。また、老後の趣味は健康維持にも効果があるという調査報告が出ています。「国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター」によると、老後に趣味を持って生活した場合、脳の認知機能が低下しにくいということが判明しました。また、認知機能の低下防止だけでなく、外出したり、人と触れ合ったりするため、心身両面の健康維持に効果があると言われています。
【参考】国立長寿医療研究センター「No.16 “趣味活”でイキイキした毎日を!」詳しくはこちら
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長続きする趣味が見つかるきっかけとコツ
では、どのようにして自分に合う趣味を見つけたらよいのでしょうか。ここでは、長続きする趣味の見つけ方について簡単にご紹介します。
若い頃の趣味をもう一度始めてみる
子ども時代や学生時代に、誰しも何かに熱中した記憶があるのではないでしょうか。今から新たに趣味を探すのに抵抗があるなら、若い頃の趣味を思い出してみるのもおすすめです。また、社会人時代に「もっと自由な時間があればやりたかった」と思っていたことを始めるのでもよいでしょう。全く新しい事柄にチャレンジするのには少しばかり勇気が必要かもしれませんが、以前やったことのあるものや興味を引かれたことのあるものなら、取り組みやすいはずです。
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人との会話が趣味発見のきっかけに
「趣味になるようなものが全く思いつかない」という方は、同僚や友人、家族との会話の中から見つけてみるのはいかがでしょうか。特に同世代の友人と久しぶりに会話すれば、相手の趣味や行動から自分のやりたいことが見つかるかもしれません。もしも、友人の趣味に興味があるのなら、同じ趣味を始めるのも悪くはありません。同じ趣味なら一緒に楽しめるだけでなく、初めのうちは教えてもらったり、道具を借りたりすることもできるでしょう。
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長続きさせるために早めに取り組む
趣味をはじめ、何事も楽しめるようになるには一定の時間が必要です。なぜなら多くの場合、ものごとの途中で壁にぶつかって、それを乗り越えることでやっと本当の面白さがわかるようになるからです。そのため、新しい趣味はできるだけ早めに始めるのが理想的です。「定年を迎えてからでいいや」ではなく、定年を迎える前から老後の準備を始めてはいかがでしょうか。
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実際に人気なのはどんな趣味?老後の趣味ランキング
老後の趣味といわれてもピンとこない人は、ほかの人が行っている趣味を参考にしてみるのも1つの手です。ここでは、「株式会社ネオマーケティング」が60歳以上の男女1,000人に行った趣味に関する調査を元に、老後の趣味ランキングを確認してみましょう。
シニア女性に人気のある趣味(複数回答)
順位 | 趣味 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 旅行(日帰り含む) | 59.4% |
2位 | パソコン・インターネット | 53.6% |
3位 | 手芸・園芸 | 47.1% |
4位 | 読書 | 37.3% |
5位 | ショッピング | 33.3% |
6位 | 音楽鑑賞 | 32.6% |
7位 | 映画鑑賞 | 32.2% |
【参考】株式会社ネオマーケティング「シニアの趣味に関する調査」詳しくはこちら
女性に人気のある趣味には、旅行、パソコン・インターネット、手芸・園芸などがあります。パソコン・インターネットで行うことでは、オンラインショッピングがその多くを占めていました。
そのほか女性におすすめの趣味をご紹介
続いて、上記のランキングには入っていないおすすめの老後の趣味をご紹介します。
陶芸・ピアノ・書道などの手先を使う趣味
陶芸・ピアノ・書道・編み物・フラワーアレンジメントなど、手先を使う趣味は脳を活性化させる効果があります。また自分の作品を生み出すことで評価を仰いだりでき、喜びや楽しみに広がりがあります。
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料理・食べ歩きなどの生活にも根付いた趣味
食事は、生きていくうえで欠かせません。食べることが趣味であれば一石二鳥です。料理をすることはもちろん、食べ歩きに出るのもおすすめです。凝った料理を作れるようになったり、美味しいご飯のお店を知っていたりすると、友人との会話はもちろん、家族に食事を作る際にも活かすことができます。
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ボランティアなどの人に出会う趣味
地域のボランティアや趣味のサークルでは、同じような関心を持つ仲間と出会うことができます。外出して仲間等と会話をしながら活動することは、心身両面の健康維持に役立つことでしょう。シニア世代の友達を増やしたいなら、まず地域の活動サークルをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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語学教室などのスキルアップができる趣味
英会話やその他資格の取得など、趣味を通じて自分自身のスキルに磨きをかけるのもおすすめです。習得したスキルは自身の生活の中で活かすことができ、実力がつけば、周囲に教えることができます。
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趣味を楽しむためにはどのくらいお金があればいい?
趣味を楽しむには、ある程度のお金が必要です。では、どれくらい貯金しておけば趣味を楽しむ余裕が生まれるのでしょうか?ここでは、趣味に必要なお金について考えてみましょう。
趣味にかかるお金は、内容により異なります。ここでは、ランキングでも上位に入っていた旅行・読書・映画について具体的な費用を探ってみましょう。今回はアクティブに過ごせる期間として15年間を想定し、費用を算出しています。
旅行
例えば海外旅行に1年に1回行く場合、余裕のある旅を想定して1回30万円×15年分で、約450万円の費用が必要です。配偶者や家族と行くなら、さらに費用が加算されます。国内旅行はもう少し安く行けますが、どちらにしろお金はかかるので、計画的に貯金をしておきましょう。旅行積み立てをしておくのもいいかもしれません。
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読書
読書なら、図書館を利用するのがおすすめです。交通費がかからなければ、趣味にかかる費用は実質無料ということになります。本を購入して読む場合は、新書や文庫なら750円程度、単行本なら1,500円程度が目安となるでしょう。月に5冊読むとしても、1冊750~1,500円×毎月5冊で、約3,750~7,500円程度、それが15年続いたとして必要な費用は約68万~135万円です。また、Amazon「Kindle」のような電子書籍を利用すれば、2~3割は安くなるでしょう。場所も取らないので好都合です。
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映画
59歳までは、毎週レディースデイに1本映画を見に行くなら、1回約1,200円×4で毎月4,800円程度かかることとなります。しかし、60歳以上になると、シニア割引でいつでも1,100円で見ることができます。毎月4回映画を見に行くなら、1,100円×4で4,400円のため、15年続いた場合は約79万円が必要になります。夫婦や家族で行く場合は、さらに費用が加算されます。(割引開始年齢や価格は映画館や地域により異なる)夫婦どちらかが50歳以上であれば2,200円という夫婦割引や、映画館によっては、会員になると優待割引やポイントが付くなどの特典があるため、上手く活用すると良いでしょう。
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まとめ
この記事では、シニア女性におすすめの老後の趣味について紹介しました。特にこれといった趣味がないという人は、この記事を参考にしてぜひ今からでも自分に合う趣味を始めてみてください。趣味は、あなたの生活をより充実したものにしてくれることでしょう。
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