老後の趣味として夫婦におすすめの趣味10選

定年を間近に控え、夫婦水いらずの時間が増えたものの、共通の趣味が見当たらないことはよくあります。せっかくなら、お互いの時間も尊重しつつ、余生をより充実したものにしてみませんか。 今回の記事では、セカンドライフを迎える方々に向けて、夫婦で趣味を楽しむメリットやコツ、おすすめの趣味などをご紹介します。

老後の趣味として夫婦におすすめの趣味10選

老後に夫婦で共通の趣味を楽しむメリットとは?

老後に夫婦で共通の趣味を楽しむメリットとは?

定年後、夫婦で過ごす時間が増えれば、必然的に会話に費やせる時間も増えてきます。会話は、相手との共通点があると話題に事欠かないものです。夫婦で共通の趣味を持つことができれば、共通の話題ができて会話も弾みやすくなります。
また、趣味が共通の場合、費やす時間や費用などについても、お互いの理解を持って計画を進めやすいというメリットがあります。
人生100年と言われている現代。いかに余生を楽しみながら過ごすかが、現代人にとっての課題でもあります。生活にハリをもたらす趣味を夫婦で探してみてはいかがでしょうか。

夫婦で楽しめるおすすめの趣味10選

夫婦で楽しめるおすすめの趣味10選

ここからは、夫婦で楽しめるおすすめの趣味をピックアップしてご紹介します。夫婦で嗜むことによるメリットなども併せて解説していきますので、参考にしてください。

スポーツ

健康の維持のために、スポーツを始めてはいかがでしょうか。
手軽に始められるものであれば、ウォーキングやランニングがおすすめです。ゴルフやテニス、ダンス、ノルディックウォーキングなども人気です。夫婦でできるのはもちろん、他のファミリーやさまざまな人々との交流が生まれるチャンスもあります。

ハイキングやトレッキング

本格的に自然に触れ合い、体を動かせる趣味をお求めのご夫婦には、ハイキングやトレッキングがおすすめです。まずは負担の少ない低い山や高地から始めてみましょう。実際に登山を始めてみると、普段の基礎体力づくりの必要性に気付くようになります。まずは、楽しみながらのまち歩き、ウォーキングやランニングを日頃から取り入れるのもよいかもしれません。

旅行

旅行

時間に余裕が生まれるセカンドライフにこそ、国内外を問わずさまざまな場所を訪れる、旅行という趣味が思う存分楽しめます。夫婦共通のさまざまなテーマに沿い、プランニングから楽しんでみましょう。例えば歴史に興味があるご夫婦なら、遺跡や歴史的建造物、また歴史上の人物ゆかりの場所などを訪れてみてはいかがでしょうか。
その土地ならではの料理やお酒を堪能したり、伝統工芸品づくりなどの体験型アクティビティに参加してみるのも一興でしょう。

英語などの語学教室

学ぶのに遅すぎることはありません。短いフレーズでも外国語が聞き取れたり、理解できたりする瞬間はとてもうれしいものです。夫婦で学習すれば、お互いに教え合ったり、進捗状況をチェックしたりもできます。また、外国語を学ぶということは異文化を学ぶことでもありますから、知識が増え、世界が広がる感覚を得られるでしょう。
学んだ後は実際に使ってみましょう。東京オリンピックや大阪万博などで訪れる外国人は多いので、よい刺激と国際交流になります。

写真

ミラーレスや一眼レフのような本格的なカメラも人気ですが、今やケータイにも良質なカメラがついている時代。誰でも手軽に撮影することができます。同じ撮影場所に赴き、夫婦それぞれ自分の好きなテーマで写真を撮ると面白い発見があるはずです。よりよいシャッターチャンスを求める気持ちは、日々の生活の中にハリとうるおいをもたらしてくれるでしょう。

ボランティア

人の役に立ちたい、さまざまな人と交流したいと考えるご夫婦には、ボランティアがおすすめです。ボランティア活動の種類は多岐にわたります。災害支援や介護支援などの支援型ボランティア、外国人や障害を持つ人たちとの交流型ボランティア、まちづくりや環境保護に取り組むテーマ型ボランティアなど、実にさまざまです。ご夫婦がお持ちの知識や関心を活かせるボランティア団体を、お住いの地域やネットで探してみてはいかでしょうか。

料理

定年後も家事の負担は発生します。家事は、妻が大半を担ってきたというご夫婦も少なくないでしょう。近年、男性の料理教室が人気を博しており、料理を楽しむ男性が増えています。料理を趣味にすれば、実益も兼ねられて便利です。また、ご夫婦で珍しい国の料理や目新しいものに挑戦してみるのも楽しいでしょう。おいしいものを食べると幸せな気分になる人は多いです。夫婦でグルメを趣味にすれば、人生の幸福度も上がるかもしれません。食に通じると、関連のある歴史や文化の知識も増えます。ブログやSNSで発信するのもいいでしょう。また、旅行や写真などといった他の楽しみにつながりやすいのもポイントです。

家庭菜園、ガーデニング

昨今の人気の高まりとともに、初心者にもやさしい家庭菜園セットが充実し、おしゃれなプランターなども入手しやすくなっています。この趣味のメリットは、自分たちが育てた野菜や植物の成長を楽しめて、しかも味わえる点にあります。自然と触れ合う時間も増えますし、こだわりを持って手間暇をかければかけるほど、結果に反映されるというやりがいもあります。

音楽演奏

聴くよりも演奏することによって、音楽に深く触れることができます。近くにある音楽教室では気軽に始められるコースもあるので、気負わずにスタートすることができます。夫婦で異なる楽器にチャレンジしてみたり、仲間と演奏会に参加してみたりすることで、さまざまな人との交流を楽しむこともできます。

趣味をうまく続けるコツとは?

趣味をうまく続けるコツとは?

夫婦で趣味を始めるのであれば、やはり楽しみながら長く続けたいものです。ここからは、そのためのちょっとしたコツをいくつかご紹介します。

バランスが大切

趣味に没頭しすぎると、生活がおろそかになったり、夫婦間に溝ができてしまう可能性があります。また、スポーツなどの趣味であれば、無理して体を壊してしまっては元も子もありません。適度にマイペースで行うことが長続きさせるコツと言えます。何事もバランスを心がけましょう。

お互いを尊重する

夫婦間で共通の趣味を持つのは素晴らしいことですが、必ずしもお互いが同じものに興味を持つとは限りません。無理に相手に合わせようとすると、かえってストレスに感じてしまうこともあります。必ずしも2人で1つのことをやる必要はありません。相手が興味を持っていることを尊重し、自分は自分で好きな趣味を楽しむことも、よりよい関係を築くコツと言えます。

定年後、夫婦で過ごす時間が増えたからといって、一日中一緒に過ごすとなると息が詰まってしまう方も多いでしょう。そんな場合は、自分ひとりの興味を持つのもおすすめです。静かに音楽や読書を嗜むなどして、充実した時間を過ごすことで心に余裕が生まれます。

夫婦で趣味を楽しむためにはどのくらいお金があればいい?

夫婦で趣味を楽しむためにはどのくらいお金があればいい?

生命保険文化センター「生活保障に関する調査(速報版)」(令和元年度)によれば、老後の最低日常生活費は月額で平均22.1万円、ゆとりある老後生活費は平均36.1万円。その差額は14万円です。ゆとりのための上乗せ額の用途としては、トップ2が旅行やレジャー、趣味や教養となっています。

【参考】生命保険文化センター:「令和元年度 生活保障に関する調査(速報版)」詳しくはこちら

例えば、費用が大きい海外旅行。夫婦で1回に60万円かけるとすれば、平均月額なら月々5万円の上乗せが必要になります。もし10年間、毎年1回旅行すると仮定すれば、600万円が必要になります。国内にも温泉など素晴らしい観光地があります。うまく組み合わせて楽しみましょう。
一方で、手軽でコストを抑えられる趣味もたくさんあります。ウォーキングやランニングであれば、最低限シューズさえあれば始めることは可能です。また家庭菜園のように、土やプランターに投資しても、作物が育てば食費に貢献できるという実益を兼ねた趣味もあります。
生活の状況を考えて、バランスよく予算を割り振り、趣味を楽しみましょう。

まとめ

老後は、仕事や子育てがひと段落し、人生を見つめ直すことができる絶好のタイミングでもあります。紹介した内容を参考に、より充実したセカンドライフを送れるよう、さまざまなことにチャレンジしてみてください。

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