引っ越し祝いの相場はいくら?贈るタイミングやマナーは?

引っ越し祝いを贈る際に、マナーがあることをご存知でしょうか。引っ越し祝いの相場や贈るべきタイミングなどを知っておかないと、相手に余計な気を遣わせてしまったり、不快感を与えてしまうかもしれません。当記事では、引っ越し祝いとはどういうものか、そして引っ越し祝いに関するマナーについて解説します。

引っ越し祝いの相場はいくら?贈るタイミングやマナーは?

引っ越し祝いとは?

引っ越し祝いとは?

引っ越し祝いとは、お世話になった人や親しい間柄の人が引っ越す際に、日頃の感謝の意を込めて贈るものです。しかし、一口に引っ越し祝いと言っても、引っ越しの理由によってお祝いの呼称や相場はそれぞれ変わってきます。中古一戸建てやマンションの購入による引っ越しは「引っ越し祝い」、家を新築して引っ越す場合は「新築祝い」、賃貸の借り換えによる引っ越しは「餞別」、転勤を伴う引っ越しの場合は「栄転・昇進祝い」と、引っ越し祝いには大きく分けて4つのケースがあります。もし、お祝いを贈る場合は、どのケースに当てはまるのかを意識しておくとよいでしょう。

引っ越し祝いの金額相場

引っ越し祝いの金額相場


引っ越し祝いの相場は、上記のケースによってそれぞれ異なります。「引っ越し祝い」や「新築祝い」の場合、友人間や職場の付き合いなら3,000~10,000円ほど、兄弟姉妹や親戚間だと10,000~30,000円ほど、親だと30,000~100,000円ほどのお祝いを贈るのが一般的です。また、近年では新築を購入する際に生前贈与として補助し、これをお祝いとして扱うこともあります。立場や考え方でお祝いの方法は異なりますので、家族で話し合って決めることが大切です。

「餞別」の場合は3,000~5,000円、特別お世話になった方には10,000円ほどと、上記の2つより相場は控えめになります。
「栄転・昇進祝い」の場合は、昇進のお祝いも兼ねているので相場は3,000円から、関係性によっては30,000円くらいまでは考えてもよいかもしれません。
また、友人間や職場の付き合いとしてグループで贈る場合は一人あたり1,000~3,000円前後、個人で贈る場合3,000~5,000円ほどを意識しておくとよいでしょう。

引っ越し祝いを贈るタイミング

引っ越し祝いを贈るタイミング

引っ越し祝いを贈る場合は、金額だけでなく贈るタイミングも重要です。引っ越し前後は梱包作業や手続きなどで慌ただしくなりがちなので、迷惑にならない時期を見計らって贈りましょう。また、引っ越し祝いの内容によって贈るタイミングはそれぞれ異なるため、その点も注意が必要です。

引っ越し祝い・餞別の場合

「引っ越し祝い」の場合は、先方が本格的な荷造りを始める前に贈るのがよいとされています。時期としては、引っ越しの1ヵ月前くらいがおすすめです。もし贈りそびれてしまった場合は、引っ越し日から1ヵ月以内に贈るのがマナーとされています。また、引っ越しの前後1週間は先方も何かと立て込む時期なので、お祝いを贈ったり手渡しに行ったりするのは避けたいところです。

新築祝いの場合

「新築祝い」の場合、もし新居のお披露目会に招かれているのなら、そのときに手渡しするのがベストです。お披露目会がない場合や参加しない場合は、「引っ越し祝い」と同じように、引っ越し前後1ヵ月を目安に贈るとよいでしょう。また、新居にお邪魔する際は、男性なら襟付きのシャツやジャケット、女性ならワンピースなどカジュアルになりすぎない服装を心がけましょう。新居の床に裸足はNGです。靴下やストッキングは必ず履いておきましょう。

栄転・昇進祝いの場合

「栄転・昇進祝い」については、もし昇進などの正式な発表があれば、その発表後1週間から2週間以内に贈るのがベターです。お祝い会などを開く場合は、そのときに手渡しするのがおすすめです。また注意点として、仮に前もって昇進の情報を耳にしていたとしても、正式発表前に贈ることはマナー違反なので気をつけましょう。

引っ越し祝いのマナー

引っ越し祝いのマナー

相場と渡すタイミングを押さえたら、いよいよ引っ越し祝いを贈る段階となりますが、もちろんここでも注意すべき点があります。ここからは、引っ越し祝いを渡す際のマナーについて詳しく見ていきましょう。

引っ越し祝いにふさわしい物

引っ越し祝いで一番無難で喜ばれやすいものといえば、やはり「現金」や「ギフトカード」あるいは「カタログギフト」です。引っ越しは何かと費用がかかるので、出費の補填に充てられるものは喜ばれます。金額に関しては、お祝い事なので奇数の額を包むことをおすすめします。これは、陰陽に当てはめると奇数は縁起が良い数字、偶数は縁起が良くない数字と考えられるためです(ただし、地域などで少しずつ違いもあります)。また4や6といった数字は偶数であるうえ、縁起が悪いものとされるので避けたいところです。6が忌数とされているのは、諸説ありますが「無」を連想させることや、仏教において迷いがあるものが輪廻するという六道が関係しているからだといわれています。また9は「苦」を連想させるので、贈るうえではあまりよい数字ではないとされています。相場の範囲内で、10,000円や30,000円といった金額が無難でしょう。
現金やギフトカード以外のものでは、石鹸や洗剤といった日用品や、食品を贈るのもおすすめです。ただ、食べ物は好き嫌いが特に大きく分かれるので、相手の好みを知らない場合は必ずリサーチしておきましょう。

引っ越し祝いにふさわしくない物

引っ越し祝いにふさわしくない物は、まず「食器」や「インテリア雑貨」などが挙げられます。食器は贈り物として選ばれがちですが、独立や結婚などの新生活を理由とする引っ越しでもない限り、以前から使っているものが揃っているはずなので、あまり必要とされない場合が多いです。インテリア系に関しても、本人の好みに合わない可能性があります。もしこうしたものを贈りたい場合は、事前にリサーチしておいたほうがよいでしょう。また縁起という点では、キャンドルなど火(=火事)を連想させるものや、新居の壁に穴を開けなければならない壁掛けのもの、「相手を踏みつける」「あなたを踏み台にする」という意味合いになる靴下やマットなども避けておきたいところです。贈り物をする場合は、相手の好みや状況を踏まえて事前リサーチをすることをおすすめします。

のし紙の種類の選び方・表書きの書き方

のし紙の種類の選び方・表書きの書き方


引っ越し祝いを贈る際は、他のお祝いと同様にのし紙やのし袋で包むのがマナーです。水引が紅白の蝶結びの形をしているものを選びましょう。表書きについては、引っ越しの理由によって異なります。書き方は下記の通りです。

・「引っ越し祝い」の場合は「御引越祝」(または「御引越御祝」)
・「新築祝い」の場合は「祝御新築」「新築御祝」「御新築祝」「御新築祝」(または「御新築御祝」)
・「餞別」の場合は「御餞別」
・「栄転・昇進祝い」の場合は「祝御栄転」「祝御昇進」「祝御昇格」

お祝いの言葉も添えると良い

せっかくの贈り物ですので、お祝いの言葉を添えることをおすすめします。一言添えると気持ちもより伝わりやすくなります。個人的なメッセージの他、「引っ越し先の土地柄などを褒める」「相手の幸せや活躍を願う言葉で締める」という点を意識して書くとよいでしょう。逆に、火に関する言葉や、家や家庭の崩壊を思わせるような言葉は避けましょう。

まとめ

一口に引っ越し祝いと言っても、その種類はさまざまです。せっかくの贈り物なので、引っ越しの理由をちゃんと確認してから、お祝いを贈るようにしましょう。また、マナーを守ることも大切ですが、それ以上に心を込めて贈るということを忘れてはいけません。マナーをきちんと守ったうえで、相手に喜んでもらえるようなお祝いにしましょう。

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