来年の抱負は?「新年の抱負」を継続するためのコツをご紹介

新年の抱負を立てても、いつも達成できずに終わってしまうという場合には、抱負の立て方を見直してみましょう。本記事では達成したくなる抱負の立て方や具体例、継続のコツについても解説します。来年の抱負を決める際には、ぜひ参考にしてください。

来年の抱負は?「新年の抱負」を継続するためのコツをご紹介

抱負とは?

抱負とは?

抱負とは心の中に持っている決意や計画のことです。抱負の「負」の字には「背負う」「請け負う」という意味があり“自分自身が責任を負ってそのことを成し遂げる”という強い気持ちを表しています。また、決意だけでなく、達成できるまでの行動までを含めて抱負と呼ぶことが多いです。

目標との違いは?

「抱負」と「目標」はとても似ているのですが、少しだけ意味合いが違います。抱負は“こうなりたい”という理想像のようなもの、一方の目標は“目指した先の具体的なゴール”を指します。そのため、ゴールを明確にする必要があるビジネスシーンで抱負という言葉を使うことは少なく、プライベートな計画を立てる際に使うことがほとんどです。

たとえば「社会人1年目の抱負」という理想像を語るシーンでは使っても、「営業成績の抱負」という使い方は基本的にしません。ビジネスシーンでは「営業成績の目標」が一般的です。

抱負には具体的な数値を設定せず、大枠のイメージとしての理想を掲げることも多くあります。しかし理想を現実化するためには、抱負であっても数値を意識したり、具体的な行動指針を決めたりして、しっかりと目標化することも大切でしょう。

新年の抱負を立てるメリット

新年の抱負を立てるメリット

新年の抱負を立てることで、その1年の過ごし方をより有意義なものにできる可能性が高まります。具体的には次の2つのメリットが期待できます。

1年の目標や計画が明確になる

「新年」は、心機一転し新しいスタートを迎えるタイミングです。抱負を決めるには最も適した時期と言えるでしょう。年初に抱負を決めることで、これから過ごす1年間についての具体的な計画を立てられます。何かを成し遂げたくても、漠然とした思いでは実行力が伴わずなかなか結果が出ないことはよくあります。抱負を決めることで、自分が進むべき道や行動がより明確になるでしょう。

昨年を振り返り、反省を活かすことができる

新年に抱負を立てることは、昨年の過ごし方をあらためて振り返り、反省するよい機会にもなるはずです。日々忙しく過ごしていると、じっくりと自分の現状と向き合う時間を確保することは容易ではありません。しかし、中身のある抱負にするには、現時点で自分に足りない部分を把握することが大切です。これまでの経験を活かして、現在の自分にあった抱負を決めるとよいでしょう。

新年の抱負の立て方とそのポイント

1年間を通して、自分がなりたい姿をイメージする

抱負は立てて終わりではなく、達成してこそ意味があります。ここでは、達成したいと思える抱負の立て方について解説します。具体的には、次の3つのポイントを織り込みましょう。

1年間を通して、自分がなりたい姿をイメージする

まずは自分が1年後に目指したい姿を、できるだけポジティブに描きましょう。達成するにはなりたい姿が明確かつ、魅力的であることが重要です。ハードルが高いと感じる理想であったとしても、必ず辿り着きたいと思えるものであれば、達成するために工夫や努力を重ねていけるものです。

過去の課題や問題点を明確にする

掲げる抱負を現時点でなぜ達成できていないか、過去に頓挫した場合にはなぜそうなったのかを、きちんと自己分析しておくことも大事です。課題や問題点を明確にすることで、効果的な対策が見えてきます。同じ失敗を繰り返さないためには、このステップが欠かせません。

期限や数字を盛り込み、具体的な目標にする

いつまでにやるという期限を設け、目標を数値化することも欠かせません。期限がない目標では、忙しい日常の中でどうしても優先度が下がりやすく、計画通りに取り組むことが難しいです。

しかし、目標を数値化すれば、達成基準が明確になります。たとえ達成できなくても進捗度合いをその年の成果としてはかれるので、翌年はその続きから開始できるというメリットもあります。

抱負の具体例

抱負の具体例

抱負の立て方のコツをつかんだところで、ここからは具体例を見ていきましょう。キャリア、健康、お金という3つのジャンルでの具体例を紹介します。

仕事に関する抱負の具体例

・上司や同僚といい人間関係を築く
・英語を勉強して仕事に活かす
・仕事を定時に終えて趣味の時間を確保する

出典 

健康に関する抱負の具体例

・早寝早起きを徹底する
・ジョギングして健康な体づくりを目指す
・好きな洋服が着られるようにダイエットを頑張る

出典 

お金に関する抱負の具体例

・無駄遣いを減らして貯金を増やす
・引っ越し資金を貯めて新しい家に住む
・老後のために投資について勉強する

出典 

新年に立てた抱負を継続するコツ

スケジュールを管理する方法

どんなに強い決意で臨んでも、半年や1年といった長い間ずっと努力し続けるのは大変なことです。行動を継続するためには、自分自身とうまく向き合いながら進めていく必要があります。継続するための3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

モチベーションを維持する方法

1つ目は、目標達成時の自分へのご褒美を用意するなどモチベーションを維持する方法です。「達成できたら欲しかったバッグを買う」「高級フレンチを食べに行く」「海外旅行に行く」など、ワクワクするようなご褒美を設定するとよいでしょう。
長期的なご褒美だけでなく、毎月の達成時ごとに小さなご褒美を用意するのも手です。ポジティブなことを考える時間を増やすことは、日々の生活にもよい効果を与えてくれるでしょう。

スケジュールを管理する方法

2つ目は、目標達成までのマイルストーンを作成し、明確な中間目標点を定める方法です。ゴールから逆算し、段階的な区切りを決めることで進捗管理を着実に行えます。マイルストーン作成はビジネスシーンでよく使う手法ですが、スマートフォンからも使える無料のタスク管理ツールもあります。
ツールやアプリなどでスケジュール管理をストレスなく行い、継続しやすい環境を整えることもおすすめです。

リマインドする方法

3つ目は、日常的にリマインドすることで意識を向ける方法です。目立つところに新年の抱負とそのための行動を大きく貼り出す、家族など周囲に宣言する、といったやり方があります。
常に目に見えるところに目標が掲げられていれば、モチベーションを保ちやすいでしょう。また、家族にも伝えて味方になってもらえれば、心が折れそうなときに助言をもらえたり、協力を仰げたりします。

まとめ

新年の抱負を立てるときには、自分にとって理想の姿を具体的にイメージして、達成意欲を高めるのがコツです。さらに、目標を数値化して期限を設けることで、実行力も生まれます。本記事で紹介したポイントを参考にして、抱負を達成させ、理想の自分に近づきましょう。

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