貯金のモチベーションを維持するコツとは?

お金だけが人生の全てではありませんが、それでも日々の生活、そして将来のことを考えるとお金はとても大切です。貯金をしたいと考える人は多いかと思いますが、いざ挑戦しようとするとモチベーションを維持するのが難しいかもしれません。ここでは、貯金のモチベーションを維持するコツについてみていきましょう。

貯金のモチベーションを維持するコツとは?

モチベーションは貯金を成功させるカギのひとつ

モチベーションは貯金を成功させるカギのひとつ

目標を達成するためには、モチベーションが必要です。例えば、大学への合格や希望の企業への就職など、大きな目標を実現するためには強い動機付けが不可欠です。これは貯金においても同様で、「ただ何となく」という理由だけでは長続きさせられず、ついついお金を無駄遣いしてしまいがちです。特に貯金は大学受験や就職試験とは違い、合否などの形で明確に結果が得られるものではありません。毎日、もしくは毎月の貯金残高は少しずつしか増えていかないため、長期間モチベーションを維持するにはコツが必要です。

ケース別・貯金のモチベーション維持のコツ

ケース別・貯金のモチベーション維持のコツ

ひと口に「貯金のモチベーション」といっても、その種類は様々です。ここでは、貯金のモチベーションを維持するコツについてケースごとにみていきます。

ついお金を使ってしまうケース

ついお金を使ってしまうケース

貯金が続かないという人に多いのが、入ったお金をついつい使ってしまうというケースです。入ったお金を使っていれば一向に貯まることはありません。こうしたケースでは、どのようにして貯金のモチベーションを維持すると良いのでしょうか。

貯金モチベーション:定期預金にして引き出しにくくする

ついお金を使ってしまい貯金できないケースの対策としては、給料が振り込まれてからすぐに「簡単に引き出せない形で貯金をする」という方法が挙げられます。理想は生活用の口座と貯金用の口座を分けておくことです。二つの口座が同じであればいくらが生活費でいくらが貯金なのかの区別がつきにくくなるため、ついついお金を引き出して使ってしまうという可能性があります。そのため、定期預金を積み立てるなどして自分では安易に引き出せないようにするのが効果的です。口座を開設する時間がなかなか作れないという場合には、一時的な対処法として、貯金箱などを使うのも良いでしょう。その場合、自由に出し入れができるタイプではなく、一度お金を入れると取り出す際に缶切りやハンマーで中を開けなければならないタイプのものが理想的です。

目標を持たずに続かないケース

目標を持たずに続かないケース

ふたつ目は、貯金することに飽きてしまい、途中でやめてしまうというケースです。「何のために貯金をするのか」という、貯金の先のゴールが明確でない場合、貯金そのものが目的となってしまうため、このようなことが起こりやすいです。「お金を貯める」こと自体を目的にしてしまうと、魅力や刺激が少ないためにモチベーションを維持することが困難です。それでは、こうしたケースの場合はどのようにしてモチベーションを維持すると良いのでしょうか。

貯金モチベーション:貯金達成後の目標を強く想像する

大切なのは、「お金を貯める」という行為の先にある目標を強く想像するということです。例えば、「自動車を購入する」「海外旅行をする」「結婚式を挙げる」「家を建てる」などです。目標を達成することで自分にどれだけのメリットがあるかを認識することで、よりいっそうモチベーションが高まります。大学受験を例に挙げると、受験に合格することが目標ではなく入学してからサークルやアルバイト、講義や研究などに打ち込み、希望の企業に入社するということを真の目標としている人もいます。つまり、「合格する」という目標の先にある、「学生生活を楽しむ・充実させる」という目標を意識することで、より勉強に打ち込めるようになります。

これは貯金においても同様で、海外旅行や結婚式、家や自動車の購入が目標であれば、それらが自身の生活をどれだけ豊かにし、充実させるのかをまず想像することが大切です。併せて、目標を実現するためにはどれくらいの予算が必要なのかも考えてみると、より具体的になっていきます。そして、目標金額が明確になったら、達成する時期から逆算して毎月の貯金額を決めましょう。そうすることで、毎日の生活の中で貯金のモチベーションを保つことができます。

最初から貯金を始められないケース

貯金をするきっかけが見つからず貯金を始められないケースもあります。

貯金モチベーション:貯金を習慣化する

このケースでは、まずは金額ありきではなく、貯金するという行為ありきで取り組むことが大切です。一日100円、または一ヶ月に3,000円程度の少額から始め、「いくら貯めるか」よりも「毎日、もしくは毎月お金を節約して貯める」ことに重きを置きます。こうして貯金が習慣になった後に、具体的な目標金額を定めて本格的に貯金に取り組むというのが理想的です。

なお、人によっては定期預金や貯金箱で貯金することで「いざというときにお金を引き出せない」という不安があるかもしれません。この場合には、引き出せない形で無理に貯金するのではなく、引き出しやすい貯金方法を考えてみるというのも方法のひとつです。「普段使いの口座に入れる」「自宅のタンスや引き出しに入れる」といったことから始めると良いでしょう。ある程度慣れてきたら、本格的に銀行で口座を開くというもの選択肢のひとつです。

金融機関に預けるなら「投資信託」も検討!そのメリットとは

金融機関に預けるなら「投資信託」も検討!そのメリットとは


貯金をしていく上でモチベーションを高める最適な方法は、実際にお金を貯めることです。日々増え続けるお金を見ていると、気分が高まり、さらに貯めようという意欲につながります。通常の利息だけでなく、より大きなリターンを得られるという点では、投資信託を検討するのも選択肢の一つです。

投資信託は、投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用し、その運用の成果として生まれた利益を還元するという金融商品です。投資信託は、資産運用の専門家にお金を預けて株式や債券などの投資・運用を依頼する金融サービスです。投資銘柄の選定や運用を全て委ねることができるので、これまでに投資の経験や知識が全くなかった人でも安心して気軽に始めることができます。運用にあたっては一定のリスクはありますが、それだけ多くのリターンも期待できるというのが投資信託の魅力です。

まとめ

貯金のモチベーションは人それぞれです。すんなり貯金ができる人もいれば、モチベーションが続かずに挫折してしまう人もいるかもしれません。そんなときには、それぞれに合った対処法でモチベーションを維持することが大切です。また、大幅に貯金を増やしたいのであれば、資産運用の専門家に委ねる投資信託を視野に入れて見るのはいかがでしょうか。

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