ボーナスの使い道ランキング&おすすめのボーナスの使い道
働いている皆さんにとって、ボーナスは大きな楽しみのひとつです。毎回何に使おうか楽しみにしている人もいるでしょう。今回はボーナスの使い道をランキング形式でご紹介します。ボーナスの使い道を考える参考にしてみてください。
ボーナスの使い道ランキング
ボーナスをもらったときに気になるのは、その使い道です。株式会社ロイヤリティ マーケティングが2019年6月に一般の消費者に対して行った「今年の夏のボーナスの使い道」のアンケート調査によると、最も多い回答は「貯金・預金」でした。回答全体の約38%を占め、貯蓄意識が高いことがうかがえます。
今回は、使い道という観点から考えるために貯金・預金・財形貯蓄以外の用途についてランキングをご紹介します。
2019年夏のボーナスの使い道
順位 | 使い道 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 旅行(宿泊を伴うもの) | 10.5% |
2位 | 外食 ※1 | 5.1% |
3位 | 食品(ふだん食べるもの) | 4.1% |
4位 | 衣服 | 3.7% |
5位 | ローンや借り入れの返済 | 2.3% |
6位 | 家電 ※2 | 2.1% |
7位 | 旅行(日帰り) | 1.8% |
8位 | 食品 ※3 | 1.6% |
※1 食堂・レストラン・和洋中ほか専門店
※2 キッチン・生活系、冷蔵庫、電子レンジなど
※3 お取り寄せなど、特別なもの
※4 アンケートは3つまでの複数回答1位の「貯金・預金」、6位の「財形貯蓄」を除いて、上位から並べ直したもの
【参考】株式会社ロイヤリティ マーケティング:「第35回Ponta消費意識調査 2019年6月」詳しくはこちら
1位:旅行(宿泊を伴うもの)
ボーナスの使い道ランキングで1位となったのは、宿泊を伴う旅行です。宿泊を伴う旅行には数万~数十万円かかることもあり、普段はなかなか行くことができないという人も多いかもしれません。また、予算の関係で新婚旅行に行けなかったという夫婦が新婚旅行の費用に充てるというケースもあります。子供がいる家庭であれば社会勉強も兼ねて、ふだんは行くことのない海外旅行も使い道のひとつとして挙げられます。
2位:外食(食堂・レストラン・和洋中ほか専門店)
ランキングで2位になったのは、レストランなどでの外食です。ふだんは家での食事がメインの家庭であっても、ボーナスが入った時には外食をするというのは楽しみのひとつです。ホテルバイキングや話題のレストランなどで、家庭ではあまり食べる機会のない本格的なメニューを楽しむという使い道も考えられます。外食での家族団らんで、いつもは話さないような内容に花を咲かせるのもいいかもしれません。
3位:食品(ふだん食べるもの)
ボーナスの使い道ランキングの3位も、2位に続いて食事関係です。2位が外食だったのに対して、こちらは主にふだん食べるものがランクインしています。仕事の帰り道で目にするコンビニスイーツや夕食の材料の買い物途中で見つけるお刺身など、いつもは手を出さないちょっとした贅沢にボーナスを使うというのも選択肢です。
4位:衣服
まとまったお金が入るボーナスは、ファッション関係に使うということも多くあります。冬のボーナスであれば、良質なコートやダウンなどを買うという選択肢もあります。また、これまでに挑戦できなかった新しいファッションを試してみるというのもいいかもしれません。
5位:ローンや借り入れの返済
自家用車や住宅をローンで購入するという人も多く、ボーナス払いを併用してローンを組むケースもあるでしょう。また、ボーナスをローンの繰り上げ返済に充てるケースも見られます。毎月の給与だけではなかなか返せなかったローンも、まとまったお金が入るボーナスを充てることで数ヶ月、または数年分の返済が可能です。繰り上げ返済することでその分の利息を抑えることができます。
6位:家電(キッチン・生活系、冷蔵庫、電子レンジなど)
充実した日常生活に欠かせない家電製品。家庭にあるものが旧式で多少使いづらくなっていたとしても、高額な大型家電などを買い替えるのが難しいかもしれません。家電量販店であればさまざまな家電製品の一括購入割引などもあるため、ボーナスが入るタイミングでまとめて買い替えるという選択肢もあります。
7位:旅行(日帰り)
ボーナスの使い道ランキングの1位は宿泊を伴う旅行でしたが、8位には日帰り旅行がランクインしています。スケジュールの関係で多くの休みを取るのが困難な人も、日帰り旅行であれば気軽に行けて、宿泊費がかからない分、旅先での食事や娯楽にお金をかけることができるのも魅力です。
8位:食品(お取り寄せなど、特別なもの)
ランキングの9位は、取り寄せ食品です。ランキングの2位と3位にも外食・食品と食関係が並びましたが、こちらはふだんのスーパーマーケットやコンビニエンスストアでは購入できないような高級なお肉や魚介、フルーツやスイーツなどが選択肢として考えられます。自宅でおいしいものを食べたいという場合には、特別なひと品を取り寄せるといいかもしれません。
おすすめのボーナスの使い道|様々な投資に活用!
ボーナスの使い道ランキングを見ると、主にモノやサービスの購入・利用が多いことが分かります。これまで見てきたランキングになかった魅力的な用途として挙げられるのが、投資です。投資によってボーナスを増やすというのも選択肢のひとつです。主な投資には「投資信託」「株式」「ETF」などがあり、また最近の流行として「ロボアドバイザー」を活用している場合もあります。ただし、これらの投資は元本割れなどのリスクもあります。不安な方は金融機関の担当者などに相談してみるとよいでしょう。
投資信託
投資信託は、資産運用の専門家に資金を委ね、株式や債券の購入・運用を一任する投資方法です。投資信託の商品は購入される方が選びますが、購入された商品の中では投資銘柄の選定や投資・運用を全て任せることができるので、投資に関する知識や経験が全くない人でもすぐに始めることができます。
株式
株式は、企業が発行している株式を購入し、価格が上昇してから売却することでその差益を得たり、株主優待や配当金を受け取ったりする投資方法です。難しいイメージを持たれることもありますが、正しい知識を身につけ、運用の経験を積んでいくことで利益を出すことも可能です。
ETF
ETFは、Exchange Traded Fundsの略で「上場投資信託」とも呼ばれています。日経平均株価や東証株価指数、コモディティ(商品)、REIT(不動産投資信託)などに連動することが特徴です。株式と同様に上場しているため値動きが分かりやすく、いつでも売買できるなどのメリットがあります。投資先は日本国内にとどまらず、海外に広がっています。
ロボアドバイザー
投資の世界で近年注目を集めているのが、インターネット上で利用者に合わせた投資のアドバイス・運用を行う「ロボアドバイザー」というサービスです。ロボアドバイザーには主に「助言型」と「運用型」があります。助言型ではロボアドバイザーが資産運用の最適な配分をアドバイスします。これに対して運用型は、ロボアドバイザーが投資銘柄の発注や運用、さらには運用資産配分の最適化なども行います。そのため、投資の初心者であっても気軽に始めることができます。
まとめ
今回はボーナスの使いみちランキングと、おすすめの使いみちについて解説しました。使いみちは様々ありますが、ボーナスをきっかけに将来の備えとして新しい資産形成の方法を探してみるのもいいでしょう。今度のボーナスの際には、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に有意義な使い方をしましょう。
ご留意事項
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