知っていると安心!心づけの相場・タイミング・マナーをご紹介!

結婚式などの冠婚葬祭では、「心づけ」と呼ばれるお金を渡します。「心づけ」とは、感謝の気持ちを表す際に行う行為で、宿泊施設や医師、あるいは工事業者や引っ越し業者などに渡すケースもあります。「心づけ」は、シチュエーションによって対応も変わってきます。正しい対応ができるよう、事前に調べておくことが大切です。

知っていると安心!心づけの相場・タイミング・マナーをご紹介!

心づけとは

心づけとは

そもそも心づけとは、お世話になった人に対して感謝を形で表す贈り物です。主に金銭で支払われることが多く、結婚式や葬祭時のスタッフ、工事業者や引っ越し業者、宿泊施設など対象はさまざまです。
心づけは絶対的なルールが設けられているものではなく、お礼の気持ちで渡すものなので必ず渡す必要はありません。ただ、特別なお願いを聞いてもらった際には大人のマナーとして心づけを渡すとよいでしょう。
ただし、心づけの受け取りを禁止しているところもあるので、断られた際は無理に渡そうとせず柔軟に対応しましょう。地域の風習に従う、不明確な場合は担当業者に確認するなどして適宜その場にあった対応が必要です。

慣れていないと、心づけに関する悩みはたくさん生まれてきます。
そもそも心づけには正式な料金設定がなく、渡す側の「気持ち」が基準となっています。どれくらいの金額が感謝の印になるかは個人的な感覚にもよるため、渡しすぎてしまったり不足してしまったりするトラブルが絶えません。しかも、相手に気持ちよく受け取ってもらうにはマナーも押さえておくことが大切です。しきたりに詳しくない人は、どうやって渡せばいいのかわからず戸惑いがちです。渡すシーンもさまざまであるため、シーン別に心得ておくことが必要になります。

【シーン別】心づけの相場・タイミング・マナー

【シーン別】心づけの相場・タイミング・マナー

どれだけのお金をいつ、どのように渡すかは相手とシーンによって異なります。シーンごとに正しい心づけのマナーを踏まえておきましょう。

結婚式

結婚式

会場スタッフや結婚式プランナーについては、特別に心づけを用意するケースはほとんどありません。なぜなら、現代では料金の中にサービス代も含まれているからです。ただし、友人や知人に手伝いを頼んだ場合には心づけを渡すようにしましょう。
司会者には2万~3万、受付なら3千円前後、撮影なら5千~1万円が相場です。
渡すタイミングは、挙式の前に「本日はよろしくお願いいたします」と一言添えて交通費などと一緒に渡すとよいでしょう。

お葬式

故人のお世話をしてくれたお礼として、葬儀の際に心づけを渡す風習は根強く残っています。バスの運転手さんには2千~5千円、火葬場のスタッフには3千~5千円、世話係には5千~1万円ほどを準備しておきましょう。宗教者には、交通費とは別途で1万円ほど渡すのが一般的です。
いずれも、お世話になった後で感謝の言葉とともに渡すのが丁寧です。ただし、見積書の時点でサービス料金まで含んでいる場合もあるので気をつけましょう。
渡すタイミングとしては、葬儀は急なことで慌ただしくなることが多いため、可能であれば葬儀の翌日などに直接伺って渡すとよいでしょう。

工事

改築・増築などで大規模な工事を依頼したケースでは、工事業者に心づけを渡してもよいでしょう。また、工事の出来にたいへん満足したときにも追加料金を自主的に払うことがあります。工事のお礼は、期間に合わせるのがマナーです。数日間であれば、スタッフ全員に千円ずつ渡す程度でもかまいません。ただ、数週間にもわたる工事になった場合は、5千~1万円を責任者にまとめて支払いましょう。数ヶ月以上の長丁場では、3万円以上渡すことも珍しくありません。
いずれも工事が終わって、お礼を告げるタイミングで渡すのが一般的です。また、お金とは別に、工事中に差し入れでお菓子などを持っていくのも感謝の印になります。

旅館・料亭

旅館・料亭

そもそも旅館や料亭は、サービス自体が料金の範ちゅうなので、特に心づけを意識する必要はありません。例外を挙げるなら、施設側に無理を聞いてもらった場合です。「なんとか見晴らしのいい景色を用意してもらいたい」「どうしても営業時間外にお邪魔したい」などといった要望を受け入れてくれた相手には、正規の料金とは別途でお礼をすることがあります。あまりにも大きな額だと相手を驚かせてしまうので、3千円前後が相場です。
タイミングは2つあります。一つは、お部屋へ案内されたタイミングです。多くの旅館では、仲居さんなどが荷物などを持ってくれ、部屋まで案内をしてくれます。その際、部屋に到着した時に心付けを渡すのが望ましいです。もう一つは、仲居さんや女将、主人に無理なお願いをきいてもらう前に渡します。「色々とご無理をお願いしますが、よろしくお願いいたします」と一言添えて心づけを渡すとよいでしょう。

病院

手術や入院は命に関わることなので、お礼を形で示す風習は残っています。大病や大怪我になれば、お医者さんに3万~5万円を渡すこともありえます。一方で、病院によっては「多額の現金を受け取りにくい」「ほかの患者さんの目が気になる」との考えから、心づけを断っている病院も最近は多くなっています。
お金を渡すときには強引に押しつけるのではなく、先方の気持ちをくんで「どうぞ受け取ってください」と丁寧にお願いしましょう。また、人目があると病院側も受け取りにくくなります。病室で2人になったときなどにそっと渡すのがマナーです。

引っ越し業者

サービス料金が細かく設定されている引っ越し業者に対しても、心づけを渡す必要はありません。
ただ、思わぬお礼があるとスタッフのモチベーションが上がるのは事実です。気持ちよく働いてもらうためには、少額でいいので、作業開始前にスタッフ全員へと心づけを用意してもいいでしょう。一人ひとり配り歩くのはたいへんなので、千円ほどのお金をポチ袋に入れて、責任者にまとめて預けるのが効率的です。

心づけの渡し方

心づけの渡し方

日本における大切なマナーとして、「お金はそのまま渡さない」というものがあります。特に、心づけは誠実に気持ちを表す習慣なので、裸のお札を用意するのは望ましくありません。必ず袋に入れるのが常識です。結婚式などのお祝い事では専用の祝儀袋を用意しましょう。そのほかのケースではポチ袋などの小さな袋でかまいません。ただ、数千円ほどの少額を袋に入れると大袈裟になるので、和紙に包んで渡すのもひとつの方法です。

また、「心づけです」と自ら言ってしまうのもマナー違反です。お金を渡すことをひけらかすのは、先方からしてもいい気持ちにはなりません。「お食事代にしてください」「お車代です」と、遠回しな言い方で先方に悟ってもらいましょう。

ちなみに、心づけを渡そうとすると固く断られるケースも考えられます。遠慮して拒んでいるだけかもしれないので、とりあえずはもう一度「そんなことおっしゃらずに」と話してみましょう。それでも受け取ってくれないようなら、規則で禁じられている可能性があります。押し問答を続けても相手を困らせてしまうので、その場合は大人しく引き下がりましょう。業者によっては、現金よりも受け取りやすいお菓子などのほうが喜んでもらえることがあります。

まとめ

心づけはお礼の気持ちで渡すものなので必ず渡す必要はありません。ただ、特別なお願いを聞いてもらった際、相手に感謝を伝えるためのことで、大人のマナーとして心づけを渡すと心得ておくことがよいでしょう。渡す場合は、失礼のないよう袋に入れたり紙に包んだりして、正しい渡し方を意識しましょう。
心づけをすることで、きちんと気持ちが伝われば、これからも快く仕事を引き受けてくれるようになります。友人に手伝いを頼むときも、感謝を形で示せば良好な関係を保てるでしょう。シチュエーションに応じた使い方でコミュニケーションにも役に立つものです。

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