スポーツ競技の人口ランキングTop5|世界でも人気なのはどの競技?
世界でもっとも競技人口が多いスポーツをご存知ですか?世界各国の主要スポーツや競技人口はさまざまです。多種多様なスポーツがあるなかで、世界と日本の違いや日本人の関心が高いスポーツ、アスリートの年俸ランキングについてご紹介します。

世界には多種多様なスポーツがあり、国によって楽しまれる競技が異なります。世界で人気があるスポーツと日本で人気があるスポーツには、どんな違いがあるのでしょうか。
この記事では、世界と日本のスポーツ競技人口ランキング、日本人の関心が高いスポーツ、アスリートの年俸ランキングについてご紹介します。
気になるスポーツがあれば、ぜひチェックしてみてください。
世界のスポーツ競技人口ランキングTop5

世界には多種多様なスポーツ競技があり、私たちが知らない競技もあります。競技人口についても明確な定義はなく、正確なデータを集めるのは簡単ではありません。
また、近年はeスポーツの市場規模が急速に拡大しており、オリンピック競技種目への採用が検討されるなどスポーツの定義まで幅広くなっています。
競技人口のひとつの指標として、公式の競技団体への登録人数のランキングを作成しました。このデータを参考に、世界のスポーツ競技人口について理解を深めていきましょう。
第1位:バレーボール 約5億人
日本バレーボール協会がまとめた資料によると、世界で競技人口がもっとも多いスポーツは「バレーボール」の約5億人でした。
バレーボールは6人制と9人制、ソフトバレーやビーチバレーの4つの種別に分けられます。
ボールや場所を変え、老若男女が幅広く楽しめるスポーツであることが競技人口に影響しているのでしょう。
第2位:バスケットボール 約4億5,000万人
第2位の「バスケットボール」は、アメリカで競技人口が特に多く、ヨーロッパでも人気が高いスポーツです。
2007年に3人制のバスケ「3x3(スリー・エックス・スリー)」が、FIBA(国際バスケットボール連盟)により新種目として確立されました。
通常とは異なるルールや条件でのバスケットボールとしての楽しみが増え、世界中で人気が高まっているのでしょう。
第3位:卓球 推定約3億人
第3位の「卓球」は、中国の競技人口がもっとも多く約8300万人で、これだけで卓球の競技人口の3分の1近くを占めています。中国人にとって、オリンピックなどの世界大会の代表になるのは、とても狭き門であることがわかります。
卓球は19世紀にイギリスで生まれ、貴族たちがテニスの代わりに屋内で楽しむスポーツとしてはじまったとされています。
卓球の魅力は、年代問わず屋内で楽しめるという点にあり、手軽さや気軽さから日本でも人気のスポーツです。
第4位:クリケット 約3億人
クリケットはイギリスの国技で、野球の原型といわれる球技です。17世紀以降、イギリスの植民地中心に世界中に広がりました。とくにインドで圧倒的な人気を誇り、その競技人口は世界で3億人といわれています。
クリケットは1チーム11人制で、長方形のピッチを中心に2チームが交互に攻撃と守備を行って得点を競うスポーツです。卓球に並ぶ競技人口の理由には、人口の多いインドで圧倒的な人気を誇ることがあげられます。
1900年のパリオリンピックで正式種目だったクリケットは、2028年のロサンゼルスオリンピックでの再採用が検討されています。
第5位:サッカー 約2億6,000万人
「サッカー」の競技人口は約2億6,000万人で、ヨーロッパで圧倒的な人気を誇ります。特に欧州のクラブチームは世界中のサッカープレイヤーの頂点のひとつであり、実力・経済力ともに世界トップレベルです。
サッカーの歴史は19世紀頃イギリスで生まれたフットボール祭りにまでさかのぼるとされています。比較的シンプルなルールで、ボールとスペースがあれば楽しめるという点から多くの国で受け入れられました。
また、国の代表チームごとの対戦だけでなく、クラブチーム同士の国を越えた大会もさかんに行われています。毎年開催される「FIFAクラブワールドカップ」は多くの人からの人気を集めています。
日本のスポーツ競技人口ランキングTop5

日本のスポーツ競技人口も年々変化しています。
最近は個人でトレーニングやスポーツを楽しむ人が増え、競技人口の定義も多様化しています。
日本国内の競技人口ランキングは、オリンピック登録種目のなかから2020年度の登録者数をもとに作成しました。日本ではどのスポーツの競技人口が多いのか見ていきましょう。
第1位:サッカー 約91.9万人
2019年の日本サッカー協会への登録者は約91.9万人で、日本国内の競技人口は推定436万人です。国内では圧倒的な人気を誇るスポーツです。
1991年に日本プロサッカーリーグが設立されたことから飛躍的に人気が高まりました。また、女性にも人気が高く、2011年の女子サッカーがワールドカップで優勝したことで女子サッカーも知名度や人気の上昇につながりました。
第2位:野球 約65万人
スポーツ少年団の登録者が約65万人、日本国内の野球競技人口が推定384万人とされることから、国内ではサッカーに次いで人気があるスポーツです。
野球は軟式野球と硬式野球に分けられますが、少年野球や高校野球、社会人野球まで含めた競技人口を把握している団体は存在しません。
2020年の全日本軟式野球連盟への登録者が約79万人とされており、硬式野球やプロ野球を含めるとさらに競技人口は多くなるでしょう。
第3位:陸上競技 約42.5万人
2020年の日本陸上競技連盟への登録者は約42.5万人にのぼります。陸上競技とはいっても種目はさまざまです。しかし、陸上は競技ルールがわかりやすく、人気が高い要因の1つといえるでしょう。
特に人気が高い陸上競技は、毎年30%近い高視聴率を獲得している「箱根駅伝」です。プロスポーツとは違った、大学スポーツならではの戦いが人気を集めています。
ジョギングやランニングの競技人口は推定1000万人です。そこからわかるように、日本人は特に長距離走への関心が高く、自身で走ることも観ることも好むのです。
第4位:バレーボール 約41.8万人
2020年度の日本バレーボール協会への登録者は約41.8万人で、競技人口は推定290万人といわれています。
世界ではもっとも競技人口が多いということもあり、日本でも多くの人が楽しんでいるスポーツです。
少子化などの影響もあり競技人口は減少傾向ですが、近年ではバレーボールの漫画が登場するなど人気の追い風になる話題も増えています。
第5位:卓球 約36万人
2019年の日本卓球協会の登録会員数は36万人とされ、競技人口は推定1,000万人にのぼるとされています。
オリンピックのメダル獲得やプロリーグの設立など、卓球は年々盛り上がりを見せており、競技人口も10年前と比べると約2万人も増加しました。
卓球台があればどこでも楽しめる気軽さから人気が高く、年代問わず一緒に楽しめることも人気の理由のようです。
スポーツ競技人口から見る世界と日本の年俸

日本と世界ではスポーツ競技の人口だけでなく、アスリートの年俸にも大きな違いがあります。
Forbes社発表の「HIGHEST-PAID ATHLETES」で紹介された年俸ランキングTop15の結果を参照しながら考察します。
順位 | 名前 | スポーツ名 | 金額 |
---|---|---|---|
1 | コナー・マクレガー | 総合格闘技 | $180M |
2 | リオネル・メッシ | サッカー | $130M |
3 | クリスティアーノ・ロナウド | サッカー | $120M |
4 | ダック・プレスコット | NFL | $107.5M |
5 | レブロン・ジェームズ | NBA | $96.5M |
6 | ネイマール | サッカー | $95M |
7 | ロジャー・フェデラー | テニス | $90M |
8 | ルイス・ハミルトン | F1 | $82M |
9 | トム・ブレイディ | NFL | $76M |
10 | ケビン・デュラント | NBA | $75M |
11 | ステフィン・カリー | NBA | $74.5M |
12 | 大坂なおみ | テニス | $60M |
13 | タイガー・ウッズ | ゴルフ | $60M |
14 | ラッセル・ウェストブルック | NBA | $59M |
15 | パトリック・マホームズ | NFL | $54.5M |
アメリカやヨーロッパで人気のバスケットボールやサッカーは、世界的に競技人口も多くトッププレイヤーになるほど年俸が高い結果になりました。
【参考】The World’s Highest-Paid Athletes 2021詳しくはこちら
日本で年俸の高いスポーツといえばプロ野球を想像すると思いますが、日本プロ野球界の最高年俸は、2021年に発表された東北楽天ゴールデンイーグルス田中将大投手の9億円が最高です。
メジャーリーグも含めた日本人最高年俸は、シカゴ・カブス所属ダルビッシュ有投手が2018年に発表した2500万ドル(約27億5000万円)となっており、日本とアメリカの年俸の差が顕著にあらわれています。
スポーツ競技人口から見る世界と日本の違い

統計から見ても、世界で競技人口が多いスポーツは日本でも競技人口が多い傾向があります。しかし、競技人口が多いスポーツが必ず日本でも人気があるとはかぎりません。
一般社団法人中央調査会が2021年に行った「東京オリンピックでどのスポーツ競技が楽しみか?」のアンケートの結果では、1位:水泳・2位:マラソン、3位:野球・ソフトボールという結果になりました。競技人口と人気は比例しないことがわかります。
【参考】「第29回 人気スポーツ調査」結果の概要~これまでの調査結果を振り返りつつ~ | 中央調査報 | 中央調査社詳しくはこちら
日本人はスポーツや運動に対する意識が高い
日本では日常的にスポーツを楽しむ人が年々増えています。
日本でもっとも競技人口が多いスポーツは、ウォーキング(推定4,913万人)といわれ、国民の3分の1以上にのぼります。また「40代以上の約半数は何らかの運動やスポーツをするようにしている」とのデータからも、スポーツや運動に対する意識や関心が高いといえるでしょう。
まとめ
世界では多種多様なスポーツが楽しまれ、主要スポーツも競技人口も国によって異なります。
趣味で楽しむ人やチームなどに所属する人、プロとして活躍する人がいるなかで、日本では個人が日常的に楽しむスポーツにも関心が高いです。
スポーツへの関心は、自身の健康を保つことにも繋がり、スポーツを通した仲間との交流も活発になります。
これから新しいスポーツをはじめるときに少しお得になる方法はないかな、と考えている人は情報銀行サービスDprimeの利用を検討してみてください。
情報銀行サービスDprimeとは、自分が応諾した企業にパーソナルデータを提供することで、提供した企業からクーポンや商品を対価として受け取れるサービスです。
ぜひ、Dprimeを利用して、パーソナルデータを有効活用しましょう。
ご留意事項
- 本稿に掲載の情報は、ライフプランや資産形成等に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取得・勧誘を目的としたものではありません。
- 本稿に掲載の情報は、執筆者の個人的見解であり、三菱UFJ信託銀行の見解を示すものではありません。
- 本稿に掲載の情報は執筆時点のものです。また、本稿は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性について執筆者及び三菱UFJ信託銀行が保証するものではありません。
- 本稿に掲載の情報を利用したことにより発生するいかなる費用または損害等について、三菱UFJ信託銀行は一切責任を負いません。
- 本稿に掲載の情報に関するご質問には執筆者及び三菱UFJ信託銀行はお答えできませんので、あらかじめご了承ください。