人気のダーツセット10選!初心者向けの選び方やルールを徹底解説
ダーツは的を狙って矢を投げるシンプルなゲームで、多くの人に親しまれています。この記事では、ダーツのゲームごとのルールやマナー、道具の種類などをわかりやすく解説します。ダーツ道具の特徴を理解して、上達へ一歩近づきましょう。

ダーツは的を狙って矢を投げるゲームです。ルールもシンプルで、誰でも楽しめるのが魅力です。しかしダーツの道具は種類が多くて、何をどう選べばよいか迷ってしまいますよね。
この記事では、ダーツのゲームごとのルールや道具について詳しく解説する他、初心者におすすめのダーツセットも紹介します。
ダーツ道具への理解を深めて、上手にダーツセットを選べば、上達間違いなしです。ダーツの基本を押さえましょう。
ダーツの基本的なルールやマナー

ダーツボードの見方や代表的なゲームのルールを紹介します。基本的なルールを知って、ダーツを楽しみましょう。
ダーツボードの基本的な見方
ダーツボードには1から20の数字が配置されています。
それぞれ、以下のようなエリアに分けられ、点数が異なります。

出典:ボードの読み方|公益社団法人日本ダーツ協会
ボードのエリアと点数
ボード名 | 点数 |
---|---|
シングル | ナンバーの数字 |
ダブル | ナンバーの2倍 |
トリプル | ナンバーの3倍 |
シングルブル | 25点 |
ダブルブル | 50点 |
真ん中のブルに矢が入ればベストと考えたくなるかもしれませんが、実は得点が一番高いのは20のトリプル(60点)になります。
ゲームの種類とルール
基本的にダーツでは、1人のプレイヤーが1ラウンドで3本投げます。これを「ワンスロー」と呼びます。ワンスローが終わったら、ダーツを抜いて次のプレイヤーに順番が替わるというのが一般的なルールです。
加えてゲームごとにルールがあるので、代表的なものを確認していきましょう。
その1:カウントアップ
カウントアップは0点からスタートし、最後の合計点の高さを競うゲームです。1ラウンド3本ずつ投げて、8ラウンド終了時の得点で勝敗が決まります。
ダブルやトリプルよりも、面積の広いブルを狙ったり、ボードの左下の19、7、16のエリアを狙ったりすると高得点になりやすいです。
練習としても最適なゲームなので、初心者のうちはカウントアップで点数を記録して、過去の自分を超えることを目標にプレイしてみましょう。
その2:ゼロワン
ゼロワンはボードに当てた数字を引き算していき、持ち点がぴったり0点になるとあがりになるゲームです。はじめの持ち点は以下のような数字が多いです。
【持ち点の例】
・301
・501
・701
・901
・1101
・1501
注意点は、持ち点がぴったり0にならないといけないということです。たとえば、ちょうど0点で終わらず、たとえば残り15点で、50点のブルに矢が当たったときは、「バースト(無効)」となり、再度15点からスタートになります。
その3:クリケット
クリケットは陣取りゲームで、使うナンバーは15、16、17、18、19、20、ブルのみです。
それぞれのナンバーの箇所に矢を3回当てると、そのエリアは自分の陣地になります。その状態をオープンと呼び、4回目以降同じ箇所に当てると、得点として加算されます。
一旦オープンになったら、その後は得点を稼ぎ続ければよいと思うかもしれませんが、自分がオープンしたエリアに相手も矢を当てオープンすると、そのエリアは点数の入らない「無効エリア」になってしまいます。これをクローズと呼びます。
最終的に、得点が勝っている状態ですべてのエリアをクローズする、もしくはラウンド終了時点で得点が高いプレイヤーが勝利です。
相手がオープンしたエリアを無効にするか、自分の陣地に点数を入れることに専念するかは各自の戦略次第です。点数を積み重ねるだけではなく駆け引きそのものを楽しめるのがクリケットの醍醐味です。
ダーツの基本的なマナー
公益社団法人日本ダーツ協会では、ダーツのマナーとして以下の5点をあげています。
1:ダーツはダーツボード以外には投げてはいけない。
2:ダーツを手渡しするときは、必ず矢の先端部分を手前にし、自分の手の中に入れた状態で渡す。
3:ダーツを投げている人の視界に入る場所にはいないように注意する。
4:対戦相手がダーツを抜き終わり、スローイングライン後方(投げる場所)に戻ってくるまで、構えてはいけない。
5:試合前後は“お願いします”“ありがとうございまいした”と握手を忘れない。
【参考】公益社団法人日本ダーツ協会詳しくはこちら
どれも基本的なマナーなので注意してください。
ダーツ道具の種類

ダーツ道具は4つと、種類が限られています。
ダーツの道具の部位
項目 | 詳細 |
---|---|
チップ(Tip) | ダーツボードに刺さる部分 |
バレル(Barrel) | ダーツを握る部分。オモリの部分 |
シャフト(Shaft) | ダーツ全体の重さを調節する部分 |
フライト(Flight) | ダーツの飛び方を安定させる羽根の部分 |
チップはダーツの先端部分で「ポイント」とも呼ばれます。ダーツの道具の中で一番衝撃を受けるため、破損の可能性もあります。予備も用意しておくとよいでしょう。
バレルには「タングステンダーツ」と「ブラス(真鍮)ダーツ」があります。「タングステン」は非常に重く、小さな形状でも重量を得られるのが利点です。「ブラス」は逆に非常に軽く安価なので、初心者におすすめといえます。
シャフトはバレルとフライトを繋ぐ連結パーツです。主な素材はナイロンで、アルミニウムやチタニウムなどの金属製やプラスチック製のものもあります。一般的に長いほど安定感があり、短いものはコントロールがしやすいとされています。
フライトは羽根とも呼ばれている、ダーツの後ろ部分のパーツです。フライトの面積が大きいと飛距離は安定しますが、ボードに達するまでの失速感も大きくなります。逆に、フライトの面積が小さいと、飛距離の安定性は低くなる代わりに、ボードまでのスピードを維持できます。
ダーツ道具の選び方

自分にあったダーツを選ぶ第一歩は、4つのパーツの中でも特に重要な「バレル」選びの基本を学ぶことです。「バレルはダーツの心臓」とも言われ、ダーツを投げるときに握る一番重要なパーツです。
バレル以外にも、チップ、シャフト、フライトとそれぞれ初心者向けの選び方のコツがあるので、参考にしてみてください。
ソフトダーツとハードダーツの違い
ダーツを始めるとよく耳にするのが「ソフトダーツ」と「ハードダーツ」という言葉です。この2つの違いは次の通りです。
ソフトダーツ | ハードダーツ | |
---|---|---|
ボードの大きさ(直径) | 約39.37cm | 約33.52cm |
ボードの素材 | プラスチック | 麻 |
スローライン | 244cm | 237cm |
バレル | 軽いものを使う | 重いものを使う |
チップ | プラスチック | 金属 |
初心者にはソフトダーツがおすすめです。現在はソフトダーツが主流で、ダーツマシンなどもハードダーツではなくソフトダーツ用のものが多いです。さらに、ソフトダーツの道具のほうが安価というのも主流となっている理由です。
バレルの選び方
ダーツの道具を選ぶ上で一番大切なのは、ダーツを投げる時に握る部分であるバレル選びです。
バレルは、5つの規格がありますが、初心者にもベテランにも一番使われている標準的な2BAという規格がおすすめです。
また、バレルの材質は「ブラス」が非常に軽く安価なので、初心者に最適です。
さらに、バレルの形状には「トルピード」と「ストレート」もあります。
トルピードは写真のように前が太目で、シャフト側に向かって少しずつ細くなります。傾斜角があるので、握りやすいのが特徴です。

出典:パイロット ブレイジングシャドウバレル|Amazon

出典:ターゲットスリムストレートバレル|Amazon
ダーツの種類によってさまざまな重心のものがあります。握る場所によって飛び方が異なるものなどは、上級者向きです。
チップの選び方
チップはソフトダーツ用とハードダーツ用があるので注意しましょう。ソフトダーツ用はプラスチックで、ハードダーツ用は金属です。

出典:キュアソウル 2BAソフトチップダーツポイント100本入り|Amazon
また、自分の持っているバレルの規格によって対応するチップは異なります。たとえば、バレルが2BAのものはチップも2BA規格、バレルが4BA規格のものはチップも4BA規格などです。
チップは長さが長いものと短いものがあります。長いものは25mm以上でロングと呼ばれ、短いものは21mmから23mmでショートと呼ばれています。
ショートチップとロングチップの違い
項目 | 詳細 | 詳細 |
---|---|---|
ショート | 21mm~23mm | 折れやすい |
ロング | 25mm以上 | 曲がりやすい |
長いほうが折れにくく丈夫ですが、刺さったときの衝撃で曲がりやすい傾向にあります。短いほうは刺さるタイミングで衝撃を受けても「しなり」がなく、折れやすいのが特徴です。初心者は中間をとって24mmくらいのものがおすすめといわれています。
チップは消耗品で、折れたり、しなったりして使えなくなることもあるため、多めに予備を準備しておきましょう。
シャフトの選び方
シャフトはバレルとフライトを繋ぐ連結部のパーツです。

出典:コスモダーツ フィットシャフト| Amazon
シャフトを選ぶときは、長さに注目しましょう。短めのものはショート、長めのものはミディアム、その中間のものがインビト(In between)と呼ばれています。
初心者のうちは、インビトを選び、少しずつ他のサイズを試して自分に合うものを模索していきましょう。
また、シャフトは素材がプラスチックやナイロン製のものもあれば、金属製やカーボン製のものもあります。プラスチック製は安価ですが折れやすく、金属製のものは折れにくいですが、高価です。
ダーツ初心者の場合は、まず安価なプラスチックやナイロン製のものから始めましょう。
フライトの選び方
フライトはダーツの一番後ろの羽根のことです。

出典:トリニダート ダーツフライトコンドル|Amazon
フライトは、紙のものもあれば、成型されたもの、シャフト一体型のものもあります。紙が一番手頃で、折り畳むこともできるのでとても便利です。成型フライトは、中上級者がよく使用しているフライトです。
初心者の人は、まず紙のもので慣れてから、成型フライトやシャフト一体型に移行するとよいでしょう。
また、フライトによっては対応するシャフトが限られているため、自分が使っているシャフトと合うのかを仕様表などで確認してから購入してください。
フライトの形状は大きく分けて以下の5つです。
【フライトの形状】
・スタンダード
・シェイプ
・カイト
・ティアドロップ
・スリム
初心者向けと言われているのは「スタンダード」と「シェイプ」です。
スタンダードは面積が広く、安定した軌道で飛ばすことができます。

出典:キュアソウル ダーツフライトスタンダード|Amazon
シェイプは以下のような形で、スタンダードよりも少し直線的に飛ばすことができます。

出典:ハローズ クァンタムフライト シェイプ|Amazon
上級者になっても使用している人が多い、人気の形状です。どのフライトを選べば良いかわからない人は、スタンダードやシェイプを検討してください。
初心者におすすめのダーツセット10選

初心者の人がダーツを始めるために道具を購入する場合、シャフト、バレル、チップ、ケースなどがセットになったものがおすすめです。ここでは初心者向けのダーツセットを紹介します。
はじめから自分にぴったりのバレルやシャフトを選ぶのは難しいので、まずセットの付属品でプレイして、少しずつ慣れてから使用する道具の幅を広げましょう。
専門店や通販サイトには初級者向けだけでなく中級者向けの道具もたくさん販売されています。店舗に相談してみるのもおすすめです。
ハローズ:マイダーツ初心者応援セットダーツノミカタ付き

出典:マイダーツ初心者応援セット|ハローズ
こちらは、ダーツの老舗メーカーであるハローズが出している「Assassin」という名称のバレルが付属した初心者セットです。バレルはタングステンを採用しているので、本格的な投げ心地を体感できます。
CliC(クリック)とはハローズ社から発売されているフライト・シャフトシステムのことです。フライトは成型フライトで、シャフトは17度まで傾いてしなるため、衝撃を吸収してくれます。
ダーツの基本についての小冊子「ダーツノミカタ」が付属しているのも嬉しいポイントです。
ハローズ:マイダーツ初心者応援セットダーツ プレミアムリップポイント付き

出典:マイダーツ初心者応援セットダーツ プレミアムリップポイント付き|ハローズ
こちらのセットは前述の「マイダーツ初心者応援セットダーツノミカタ付き」とほぼ同じです。小冊子「ダーツノミカタ」の代わりに、「プレミアムリップポイント」という名称のチップが30個ついているところが異なっています。
たくさん練習するから、消耗品となるチップ付きのセットがよいという人にはぴったりのセットです。
ディークラフト: ダーツフルセット

出典:ダーツフルセット|ディークラフト
ディークラフトのダーツセットはダーツボード、バレル、フライト、シャフトやチップを入れるケースもついたお得なセットです。こちらが一式あれば、自宅でダーツを思う存分に楽しめます。
バレルはブラス製の「ハイエナ」という商品で、トルピード形状で握りやすいのが特徴です。
ディークラフト :本物の初心者セット

出典:本物の初心者セット|ディークラフト
こちらのディークラフトのダーツセットは、ワイルドキャット、ジャッカル、チーター、ハイエナと名付けられた4種類のバレルから好きなものを選ぶことができる商品です。
さらにバレル、フライト、シャフトは3セット、チップは30本付属しています。すべてを収納できるコンパクトなシェルケースがついているのも魅力です。
ディークラフト:ダーツセット 初心者 マイダーツ セレブ

出典:ダーツセット 初心者 マイダーツ セレブ|ディークラフト
こちらは、ステンレスのバレルとシャフト、フライト、チップだけでなく、ダーツボードと道具を入れるためのケースが付属しています。
折り畳みフライトの種類は複数あり、「落雷斬り」「袈裟斬り」「霞斬り」「風車斬り」「川蝉斬り」「蜻蛉斬り」など好きな模様から選ぶことができます。
CUESOUL:ブラックスコーピオンデラックス

出典:ブラックスコーピオンデラックス|CUESOUL
こちらは、高級感溢れるケースの中にバレル3本、シャフト、フライトが6本、フライトを保護するプロテクターが3個、チップは6本ついています。
バレルもケースもフライトもシックでおしゃれな雰囲気で、男女問わず人気のセットです。
ダーツライブ:初心者ダーツセット ラズベリー

出典:初心者ダーツセット ラズベリー|ダーツライブ
こちらのセットにはダーツ収納用の缶のケースが付属しています。ダーツの試合のスコアを記載するカードには、ラズベリーの写真が載っています。女性へのプレゼントなどにもおすすめです。
ケースは薄型なのでバッグの中に入れても邪魔になりません。バレルは初心者向けのトルピード形状で、リングカットが施されているデザインも特徴的です。
CUESOUL:タングステンソフトチップダーツセット

出典:タングステンソフトチップダーツセット|CUESOUL
こちらはCUESOULというダーツ用品専門メーカーの商品です。
タングステン95%のバレルが3本、46mm長のミディアムシャフトが6本、フライトが6枚(標準型3枚、スリム型3枚)付属しています。
シャフトリングもついているので、シャフトとフライトをしっかり固定できます。チップの規格は2BAで、オリジナルスリムケースもついているので収納にも困りません。
KINOE:ダーツボード 電子ダーツセット

出典:ダーツボード電子ダーツセット|KINOE
こちらは電子ダーツボードを付属したセットで、写真のようにボードの右下に液晶パネルがあるためスコアを確認できます。
また、18種のゲームモードが搭載されていて、合計で159通りのゲームを楽しめます。
Sanhazuki:電子ダーツボード 初心者・初中級者向け

出典:電子ダーツボード 初心者・初中級者向け|Sanhazuki
こちらのセットには自動採点・音声機能付きのダーツボードが付属しています。LCDディスプレイがボード下部に搭載されていて、スコアの結果が表示されます。
バレル、シャフト、フライトは各12本ずつ付属していて、チップは60本ついています。ダーツボードを取り付ける壁掛けフックがついているのも便利です。
ダーツを始める際にかかる費用

ダーツを始める際にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回紹介した初心者用のダーツセットはバレルやシャフト、チップの数にもよりますが、1,000円台から5,000円台までと幅広い価格帯です。
また、ダーツを始めるにはボードも購入する必要があります。ボードのみ単品で購入する場合、アナログのボードは1,000円台から6,000円台ですが、電子ダーツボードの場合は4,000円台から2万円台と大きく幅があります。
セットなどで安く済ませれば合計およそ4,000円で用意できますが、少しこだわると1万円以上と高くなる可能性もあるでしょう。
まとめ
ダーツのルールはシンプルで、手軽にプレイできるため人気です。ダーツ用品は、セットで購入すれば、比較的手に入れやすい価格なので、ぜひチャレンジしてみてください。
ダーツをプレイするときに少しお得に使える方法はないかな、と考えている人は情報銀行サービスDprimeの利用を検討してみてください。
情報銀行サービスDprimeとは、自分が応諾した企業にパーソナルデータを提供することで、提供した企業からクーポンや商品を対価として受け取れるサービスです。
ぜひ、Dprimeを利用して、パーソナルデータを有効活用しましょう。
ご留意事項
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