テニスラケットのガットを張り替えたい!時期や値段の目安を解説
テニスラケットのガットは、一般的には、2〜3ヶ月程度で交換し、使っていなくても張り替えなければならないとされています。今回は、テニスのガットの張り替え時期や値段の目安について解説します。

テニスラケットのガットの張り替え時期や値段はどれくらいなのでしょうか。
ガットの張り替え時期は2〜3ヶ月程度と言われており、使っていなくても張り替えが必要です。値段はガット代を含めて2,000〜3,500円程度とお店によって異なります。
今回の記事では、ガットの張り替え時期や値段の目安について詳しく解説します。
テニスのガットの張り替えについて理解を深め、テニスの上達に役立てましょう。
ガットの基礎知識

ガットの張り替えを行う前に基本的な知識を確認しましょう。テニスはラケットのフレームだけでなく、ガットの状態もパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
体格やプレイスタイルによってガットの貼り方は変わってくるので、ガットの基礎知識を知っておきましょう。
正しい知識を得た上で定期的にメンテナンスを行うことが上達への近道です。
ガットのテンション
ガットとは、ラケットに張られる糸のことです。ストリングスとも呼ばれますが、どちらもラケットを打つために張った糸を指します。
テンションは、糸をラケットに張ったときの張りの強さです。ポンドという単位で表され、1ポンドでも違えば打ったときの感覚は大きく変わるとされています。
テンションによる打球感の違いをまとめました。
特徴 | 向いている人 | |
---|---|---|
低テンション | 楽にボールを飛ばせる/ボールが吸いつくような感覚 | 女性や初心者/力のない人 |
高テンション | 飛びすぎを防ぐ/ボールが弾かれるような感覚 | 中上級者/スイングスピードに自信がある人/筋肉の多い人 |
初心者やスイングスピードに自信のない人は低テンションにすると、コート内へ安定して打ち返しやすくなります。
筋トレでスイングスピードが上がった人や普段からボールが飛びやすい人は、テンションを高めに設定すると良いでしょう。
ガットのテンションを定期的に見直して適正な張りの強さにすることが、ボールコントロールの向上につながります。
ガットに使われている素材
ガットに使われる素材は、ナチュラル・ナイロン・ポリエステルの3つです。
素材 | 特徴 |
---|---|
ナチュラル | 牛の腸を使用/テンションが緩みにくい/雨に弱い |
ナイロン | 種類が多くプレイスタイルに合わせて選べる/安価/突然ガットが切れる |
ポリエステル | スピン性能が高い/ガットが切れにくい/すぐにテンションが落ちてしまう |
ナチュラルは、ボールを柔らかく包むような打球感やコントロールのしやすさが特徴で、人気があります。
しかし、ナチュラルは天然素材ゆえ値段が高いので、ナチュラルガットの代用品として開発されたナイロンを使っている人が多いです。
ポリエステルは摩擦係数が少なく、ボールを当てたときにガットが動きやすいのが特徴です。ガットの動きでスピンがかかりやすくなるため、ラリースピードが速い試合でもラケットを振り抜くプレイができます。
また、素材ごとに向いている人が異なるので確認しましょう。
素材 | 向いている人 |
---|---|
ナチュラル | 手首に負担をかけたくない人/ネットプレイを得意とする人 |
ナイロン | 初心者から上級者まで/お金をかけたくない人/ガットの性能に頼らずに一定のレベルへ到達したい人 |
ポリエステル | ガットが切れやすい人/重いショットを打ちたい人/筋力のある男性 |
ナチュラルはボレーやスライスを打つタイプの人に向いています。また、面を合わせるだけでボールが飛ぶので、体力を消耗した苦しい場面でもナチュラルの性能に助けられるでしょう。
ナイロンは現在主流の素材で、リーズナブルで耐久性や打球感といった特徴を持った製品が数多く開発されています。
自身のプレイスタイルが定まっていない人や、リーズナブルにテニスを楽しみたい人はナイロンに張り替えましょう。
硬い素材のポリエステルは、筋力のある学生やパワーヒッターにおすすめです。また、切れにくく丈夫なのでナイロンだと頻繁に切れてしまうと悩んでいる人にも向いています。
自分の求める性能を持った素材でプレイすれば、ボールコントロールやショットのランクアップが期待できるので、張り替えのときに試してみましょう。
ガットの張り替え時期や頻度

ガット張替えの頻度は、2~3ヶ月に一度を目安にしましょう。ガットが切れなくても20~30時間以上プレイしている場合は、張り替えるのがおすすめです。
コンディションの良いラケットで練習をして、効率良く上達しましょう。
ガットを張り替えないとどうなる?
ガットを張り替えずにラケットを使用すると、上達しにくいだけでなく、ケガの原因になりかねません。
ガットを張った瞬間から劣化が始まっているので、しばらくプレイしていない場合でも2~3ヶ月経ったら張り替えましょう。
ガットを張り替えないことで以下のようなデメリットが生じます。
【ガットを張り替えないことで生じるデメリット】
・打球感が悪くなる
・回転がかからない
・力がボールに伝わりにくい
・身体に負担がかかる
ガットが劣化すると反発性を失いボールのスピードが落ち、相手コートへ打ち返すために必要以上に力んだり、動作が大きくなってフォームが崩れたりする可能性があります。崩れたフォームのままプレイし続けるとクセがついてしまい、きれいなフォームに修正するまでに時間がかかってしまうかもしれません。
また、劣化したガットだとショットを打ったときの振動が大きくなり、手首や腕の負担が大きくなるのでケガにも繋がりかねません。安全のためにも定期的にガットの張り替えをしましょう。
ガットを張り替える目安
2~3ヶ月に一度の定期的なメンテナンス以外に、「いつもとラケットの感覚が違う」と感じたときもガットの張り替える目安です。ラケットに違和感がある状態で練習しても上達しにくいので、早めに張り替えましょう。
いくつか張り替えの目安となる状態があるので、参考にしてください。
【ガットを張り替える目安】
・ボールの飛びが悪い
・コントロールしづらくなった
・ガットにくぼみができた
・ガットの変色/退色がある
・ガットがゆるいと感じる
「身体のコンディションはいいのにテニスの調子はいまいち」と感じるときは、ガットの劣化が原因かもしれません。張り替え時期でなくとも、ガットに異変があるときやプレイ中に違和感をおぼえたときは張り替える必要はないのか確認してみましょう。
ガットの張り替えにかかる時間

ガットは、30分程度で張り替えることができます。しかし、張り替えに集中できる大型店でない限り、混み具合にあわせて2時間から数日間の預かりとする店舗が多いです。
当日仕上げが可能な店舗でも、次のような場合は受け渡しが翌日になることもあります。
【受け渡しが翌日になるケース】
・閉店間際の持ち込み
・大きな試合の前後で持ち込みが集中
・張り替えできる人が出張などで不在
受け渡しが遅れても慌てずに済むよう、ゆとりあるスケジュールでガットの張り替えをお願いしましょう。
万が一、「翌日試合なのにガットが切れてしまった」といったトラブルが起きた場合、直接持ち込む前に店舗へ電話して相談すると柔軟に対応してくれることもあります。仮に、受け付けてもらえなかったとしても他店へ相談できるので、直接持ち込む前に電話で相談するのがおすすめです。
ガットの張り替えの料金相場

ガットの張替え工賃の相場は、800〜2,000円程度です。張り替えるときは工賃に加えてガット代も必要になるので、ラケット1本の張り替えに2,000~3,500円程度を見込んでおきましょう。
張り替え工賃の相場に幅があるのは、店舗によって価格設定が大きく異なるからです。いくつか店舗を比較してリーズナブルな値段で張り替えできるお店を探しましょう。
また、チェーン展開しているスポーツ専門店なら、専用のクレジットカードを利用すると張り替え工賃が安くなることもあります。工賃が半額近くになったり、毎月20日は10%オフといった特定の日に安くなったりするため、チェーン店を利用する際は割引があるか事前に確認すると良いでしょう。
張り替え工賃とガットの費用を合わせて比較し、より安く張り替えてもらえる店舗を探しましょう。
まとめ
テニスラケットのガットの張り替え頻度は、2〜3ヶ月程度です。コントロールが悪くなったり、緩みを感じたりする場合は早めに張り替えましょう。
店舗によって料金は変わりますが、2,000円程度の工賃で張り替えられます。工賃に加え、ガット代がかかることも忘れないようにしましょう。
テニスを上達させたいのであれば道具の手入れも欠かさないようにすることが大切です。
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