初心者必見!家庭菜園の始め方やおすすめの野菜15種を紹介!

家庭菜園は誰でも簡単に始められますが、最低限の知識がないと植物がうまく育ちません。この記事では、家庭菜園に必要なもの、始め方、季節ごとにおすすめの野菜などを紹介します。ぜひ、手軽に家庭菜園を楽しみましょう。

初心者必見!家庭菜園の始め方やおすすめの野菜15種を紹介!

家庭菜園は必要なものさえ揃えられれば誰でも簡単に始められます。

ただし土づくりや水やりなど、ポイントをおさえて行うことが重要です。また、季節に適した野菜を選ばないと、うまく育たないこともあります。

この記事では、家庭菜園の始め方、必要なもの、季節ごとにおすすめの野菜、通年育てられるハーブ類について紹介します。

基礎知識を学んで、家庭菜園を楽しみましょう。

簡単に始められる!家庭菜園とは

簡単に始められる!家庭菜園とは

家庭菜園とは、家庭で野菜や果物などの栽培を行うことです。野菜や果物を売るために始める人は少なく、育てること自体を楽しんだり、自分たちで食べたりするために始める人が多いでしょう。

初めて家庭菜園を行うという人は、まず1種類の野菜を1株から育てるのがおすすめです。慣れてきたら、徐々に種類や株数を増やしましょう。

プランターでの菜園が初心者におすすめ

家庭菜園初心者は、まずプランターで野菜や果物を作ることをおすすめします。プランターであれば、広い庭がなくてもベランダで栽培できますし、容量が決まっていて必要な土の量などもわかりやすいためです。

また、時間によって日当たりのよい場所や風通しのよい場所へ簡単に移動できます。ご自宅に庭があり、将来的には地植えをしたい人も、まずプランターでの菜園を試してみましょう。

家庭菜園に必要なもの

家庭菜園に必要なもの

家庭菜園を始めるために、必要なものを揃えましょう。ここでは、プランターでの栽培に必要なものを紹介します。

必要なもの概要
プランター植物を栽培するために使う
培養土植物の育成を促進するために使う
鉢底石土の排水性や通気性をよくするために使う
鉢底ネットプランターの底から土が漏れるのを防ぐ
支柱風や雨で植物が倒れるのを防ぐ
スコップ苗を植えるときや収穫するときに使う
ジョウロ水を優しくかけるために使う
園芸用はさみ剪定するときや収穫するときに使う
害虫スプレー害虫から守る
防虫ネット害虫から守る

はじめは、これらの道具を準備しておけば問題ないでしょう。しかし、植物の成長に合わせて、これ以外にも必要なものが出てくれば、その都度購入してください。

初心者でも簡単にできる!家庭菜園の始め方

初心者でも簡単にできる!家庭菜園の始め方

家庭菜園に必要なものは、育てる植物に合わせて選ぶことが重要です。

ここでは、家庭菜園の始め方を詳しく紹介します。

手順1.育てる植物を選ぶ

まず、育てる植物を決めましょう。植物を育てる方法は主に以下の2つです。

【植物を育てる方法】
・苗を買って植える
・種をまいて育てる

種から育てるのはプロでも難しいと言われているため、初心者は苗を購入することをおすすめします。ただし苗で販売していない植物や発芽させるのが難しい植物もあるため、その際は種をまいて育てましょう。

また、苗には「自根苗」と「接木苗」の2種類があります。自根苗とは、種から育った苗で、接木苗とは、自根苗の茎を切って別の植物の苗をくっつけた苗です。

それぞれ以下のような特徴があります。

苗の種類特徴
自根苗安価・病気に弱い
接木苗高価・病気に強い

初心者は、育てやすい接木苗がおすすめです。茎が太くしっかりしていて、葉の色が濃いものを選ぶとよいでしょう。

手順2.プランターを選ぶ

プランターは育てる植物と育てる場所に合わせて選びましょう。ポイントは「通気性と排水性」「形状と容量」「素材」の3つです。

ポイント詳細
通気性と排水性通気性がよいもの/湿気に弱い植物は底の穴が大きいもの/湿気に強い植物は底の穴が小さいもの/水やりが面倒なら底面給水鉢を選ぶ
形状と容量根を浅く張る植物は長方形で小さめのもの/根を深く張る植物は丸型や正方形で大きめのものを選ぶ
素材素焼きは割れやすいが、通気性や排水性に優れる/プラスチックは根腐れしやすいが、軽く割れにくい/陶器は通気性や排水性が乏しく、割れやすいが、デザイン性に優れる/木製はプランター自体が腐ることもあるが、通気性や排水性に優れる

家にスペースがあれば、なるべく大きくて深いものを選ぶようにしましょう。土の容量が多ければ多いほど、それに比例して、植物の根から吸収できる栄養も増えるためです。

ただし、通気性や排水性が悪くなり、根腐れする可能性もありますので、注意してください。

また、素材は好みで選んでも問題ありませんが、プラスチック性が値段も安く、持ち運びしやすいためおすすめです。

手順3.土作りをする

培養土を活用すれば、自分で土作りをする必要はありません。培養土とは、特定の植物がよく育つように調整された土のことです。

「野菜の土」や「果物の土」などと書かれた状態で販売されています。もしくは特定の植物専用の培養土として売られているため、自分が育てる植物に合わせて選びましょう。

また、培養土には肥料入りのものと肥料なしのものがあります。肥料が入っていないと、自分で別途用意する必要があるので、肥料入りがおすすめです。

パッケージに「元肥入り」や「初期肥料配合」と書かれているものを選びましょう。

土づくりができたら、種や苗を植えて、完成です。

手順4.水やりをする

植え付けができたら、あとは水やりを定期的に行うことで、野菜や果物は育つでしょう。

水やりのポイントは「回数を減らして、土が乾いたときにたっぷりとする」ことです。水は与えれば与えるほどよいと勘違いしてしまう人が多いと思いますが、それは違います。

また、乾燥をさせて空気にしっかり触れさせてあげることも重要です。育てる植物にもよりますが、夏場であれば朝と夕方に、冬は朝に一度行えば十分でしょう。

水が葉にかかると病気の原因にもなるので、根本に優しくかけるようにしてください。

家庭菜園で春夏におすすめの野菜5選

家庭菜園で春夏におすすめの野菜5選

ここからは、家庭菜園初心者でも育てやすい野菜を紹介します。春や夏には、ミニトマトやきゅうりなどがおすすめです。

ホームセンターなどでも種や苗が手に入るものもあるので、気になるものがあれば、まず1種類の野菜から育ててみてください。

ミニトマト

ミニトマトは家庭菜園で育てる植物として非常に人気の高い野菜です。種や苗、培養土などミニトマト栽培専用グッズがたくさん売られています。

ミニトマトの根は深く伸びていくので、底が深いプランターで育てましょう。美味しいミニトマトを育てるコツは、日当たりのよい場所で適度に乾燥させることです。

また、背が高くなるので支柱を使って倒れにくくしましょう。背が高くなり過ぎると、実に栄養が行かなくなってしまいます。手が届かなくなったら摘心作業をしましょう。

項目詳細
植えつけ期4月〜5月
収穫期6月〜7月(植えつけから約50日)

きゅうり

きゅうりは、1株から40本ほど収穫できます。根は浅く幅広く張っていくため、サイズの大きなプランターで育てましょう。

また、1日中日光を必要とする野菜なので、日当たりの良い場所に常に移動させる必要があります。プランターもなるべく軽くて移動させやすいものを選ぶとよいでしょう。

きゅうりは実の90%は水分とも言われており、水分切れは厳禁です。土が乾燥したタイミングでたっぷりと水を与えてください。

項目詳細
植えつけ期4月〜5月
収穫期6月〜8月(植えつけから約60日)

なす

なすは長期間収穫が楽しめます。根は縦に伸びるので、深いプランターで育てましょう。

また、日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。多湿な環境も好むため、水は毎日かかさずにあげるようにしてください。

実が大きく育つこともあるので、1株につき3本程度の支柱でしっかり支えてあげることが重要です。

項目詳細
植えつけ期5月〜6月
収穫期6月上旬〜11月上旬(植えつけから約55日)

ピーマン

ピーマンは長期間収穫が楽しめる野菜です。浅いところに根を張りますが、栄養分をたくさん必要とします。

そのため、なるべく底も深く広いプランターを使い、土の量を増やしてあげてください。そうすることで、根からたくさんの栄養を吸収できるようになります。

また、日当たりがよく、風通しのよい場所を好みますので、プランターを適宜移動させましょう。

ただ乾燥と多湿に弱いため、水やりには注意が必要です。土が乾いたタイミングで、根元にたっぷりと水をあげるようにしてください。

項目詳細
植えつけ期5月~6月
収穫期7月〜10月(植えつけから約60日)

枝豆

枝豆は、標準サイズのプランターで生育できます。苗も売っていますが、移植を嫌う植物です。

植えつけがうまく行かないと枯れてしまう可能性が高いので、初心者は種から育てるのがよいでしょう。

また、乾燥に弱いため、水やりをしっかりとするのが重要です。とくに花が咲いたら、水を切らさないようにしましょう。ただし、回数を増やすのではなく、土が乾燥したタイミングでたっぷりと水を与えてください。

項目詳細
植えつけ期4月〜5月
収穫期6月〜9月(種まきからおよそ80日)

家庭菜園で秋冬におすすめの野菜5選

家庭菜園で秋冬におすすめの野菜5選

野菜は春や夏などの暖かい季節のほうがよく育つと思うかもしれません。しかし、寒い季節のほうがおいしく育つ野菜もあります。秋や冬には、白菜や水菜がおすすめです。

暖かい季節でも育てられるものもありますが、寒い季節のほうが害虫の影響を受けにくくなります。タイミングがあえば、ぜひチャレンジしてみてください。

白菜

白菜は害虫対策ができれば、プランターでも簡単に栽培できます。収穫直前まで、防虫ネットで覆ってあげると安心です。

葉裏は毎日確認して、アブラムシやアオムシなどの害虫がいたら駆除しましょう。それほど多くの土量を必要とはしないため、長方形のプランターがおすすめです。

ミニ白菜という品種もあり、ベランダ菜園など狭いスペースでも育てやすいでしょう。

項目詳細
植えつけ期9月〜10月
収穫期11月〜1月(植えつけから約60日)

水菜

水菜は1年中栽培できる野菜です。ただし、害虫が湧きやすいため、秋に種まきをすることをおすすめします。

それほど土量は必要ありません。長方形のプランターで問題なく育てられるでしょう。日当たりのよい場所を好むため、プランターを移動させながら育てるようにしましょう。

項目詳細
植えつけ期9月〜10月
収穫期10月〜12月(種まきから約40日)

ほうれん草

ほうれん草は、直射日光が苦手で涼しい場所を好む野菜です。そのため、日当たりがよくないベランダでも簡単に育てられます。

プランターは長方形のもので移動させやすいものがおすすめです。日差しを避けるように移動させながら育てましょう。乾燥に弱いという特徴もあるので、水切れにも注意してください。

項目詳細
植えつけ期9月〜10月
収穫期10月〜11月(種まきから約40日)

イチゴ

イチゴというと、ハウス栽培を思い浮かべるかもしれません。しかし、プランターでの栽培も可能です。ストロベリーポットと呼ばれる、イチゴ栽培専用のプランターを利用します。

日光を浴びることで甘く育つため、日当たりのよい場所で育ててください。冬の間も屋外に置いておき、冷気に当ててあげることも重要です。

ただし冬の間、イチゴは休眠期間で活動が弱くなるため、水のやりすぎには注意しましょう。

項目詳細
植えつけ期9月〜12月
収穫期5月〜6月(植えつけから約200日)

レタス

レタスは涼しい気候を好むため、春と秋に植えつけができる野菜です。家庭菜園初心者であれば、害虫が出にくい秋に植えつけるのをおすすめします。

プランターは長方形のものを選び、半日陰になるような場所で育てるとよいでしょう。また、害虫の被害に遭いやすいため、防虫ネットを活用するようにしてください。

項目詳細
植えつけ期10月〜11月
収穫期11月〜12月(植えつけから約40日)

家庭菜園で1年中育てられる!ハーブ類5選

家庭菜園で1年中育てられる!ハーブ類5選

ハーブ類は野菜に比べて、短い期間で収穫できます。また、季節にあまり左右されずに栽培ができるため、家庭菜園の初心者向きと言えるでしょう。

「家庭菜園でうまく育てられるか不安」という人は、ぜひハーブ類を検討してみてください。

バジル

バジルは、暑さに強く寒さに弱いハーブです。日当たりや風通しのよい場所で育てましょう。

乾燥には弱いため、土が乾いたタイミングでたっぷりと水をあげてください。病気には強いですが、アブラムシやハモグリバエなどの害虫の被害にあう可能性があります。

水やりのタイミングで防虫スプレーなどを使い、早めに駆除しましょう。

項目詳細
植えつけ期5月〜7月
収穫期7月〜9月(植えつけから約60日)

ミント

ミントは「爆殖植物」と呼ばれるほど、繁殖力の強いハーブです。1つのプランターに複数のミントは植えず、1種類だけを育てましょう。

また、直射日光を浴びすぎてしまうと、葉焼けする可能性もあります。半日陰で風通しのよい場所を選んで育ててください。

放っておくとどんどん成長するため、定期的に茎を半分から三分の一程度切る、切り戻しという作業を行いましょう。

項目詳細
植えつけ期4月〜5月
収穫期6月〜9月(植えつけから約30日)

パクチー

パクチーは、独特な香りをもつハーブです。苗からでも育てられますが、移植を嫌うため、種から育てることをおすすめします。

乾燥に弱いですが、水の与え過ぎは厳禁です。根腐れの原因になるため、土の表面が乾いたタイミングで、たっぷりと水をあげるようにしましょう。

項目詳細
植えつけ期3月〜4月
収穫期3月〜5月(種まきから約30日)

イタリアンパセリ

イタリアンパセリは、葉がある間は常に収穫できるハーブです。暑さや直射日光に弱いため、夏場は半日陰で育てるようにしましょう。

根は深く伸びていくため、プランターも底が深いものを選んでください。また、乾燥を嫌うため、水切れにも注意しましょう。

項目詳細
植えつけ期4月〜5月
収穫期通年(植えつけから約30日)

ローズマリー

ローズマリーは、通年収穫可能なハーブです。乾燥した痩せ地でも育つほど丈夫なので、育てやすい植物と言えるでしょう。

ただし、湿気には弱いので、日当たりや風通しがよい場所で、少し乾燥気味に育てます。土が乾き切って少し白っぽくなったら、水を与えてください。

また、成長して枝や葉がたくさん生えてきたら、定期的に茎を切って、風通しをよくしましょう。

項目詳細
植えつけ期3月〜5月
収穫期通年(植えつけから約30日)

家庭菜園を始めるのに必要な費用

家庭菜園を始めるのに必要な費用

家庭菜園の費用は、育てる野菜の量や育てる野菜の種類などによっても変わってきます。

苗・種や道具に大体どれくらいの費用がかかるかまとめました。

必要なもの費用の目安
苗・種300円〜1,000円
プランター1,000円〜3,000円
培養土500円〜2,000円
鉢底石100円〜500円
鉢底ネット500円〜1,000円
支柱1,000円〜2,000円
スコップ100円〜500円
ジョウロ100円〜500円
園芸用ハサミ100円〜2,000円
害虫スプレー800円〜1,500円
防虫ネット500円〜1,000円

はじめからたくさんの野菜を育てても失敗する可能性が高くなります。また道具も、最初は必要最低限のものだけ揃えるようにしましょう。

道具は100円ショップなどで安価に手に入る物もありますが、品質が悪いとすぐに壊れてしまいます。長い目で見れば、少々値段が高くても品質のよいものを選んだほうがコスパがよくなるでしょう。

まとめ

家庭菜園は誰でも簡単に始められます。育てること自体を楽しんだり、自分たちで食べたりする喜びを感じることができます。

初期費用は、苗や肥料、道具などで大体1万円前後と考えておくとよいでしょう。

ただし、野菜がうまく育たないと、初期費用が無駄になってしまいます。また労力も時間もかかるため、節約のためだけにやるのは費用対効果があまりよくありません。

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