【アクアリウム初心者向け】おしゃれなレイアウトのコツや水草の扱い方
アクアリウムは基本を押さえることで、自然の世界を自宅の水槽で再現できる魅力があります。アクアリウムの作り方から必要な材料、テーマの決め方、作り方のコツを知って、思い描いたとおりのアクアリウムを完成させましょう。

目次
アクアリウムは、自然の世界を自宅の水槽で再現できる魅力があります。しかし、憧れていても「何から始めていいか分からない」と考えている方もいるはずです。
アクアリウムは基本を押さえることで、簡単に始められます。この記事では、アクアリウムの作り方から必要な材料、テーマの決め方をご紹介します。
作り方のコツを知って、思い描いたとおりのアクアリウムを完成させましょう。
アクアリウムの基本的な作り方

アクアリウムを始めるとき、自らの理想を思い描いて作ろうと考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、初心者が基礎知識もなく作り出しても、イメージどおりに表現できないことがほとんどです。アクアリウムには道具や生き物、そしてレイアウトの知識が不可欠だからです。
そこでまず、理想のアクアリウムを作るときに実践したい、5つのステップを順番に解説します。
【アクアリウムの作り方】
1.アクアリウムのレイアウトを絵に描く
2.メインの魚を決める
3.道具を揃える
4.水槽をセッティングする
5.アクアリウムを育てる
その1.アクアリウムのレイアウトを絵に描く
まず、アクアリウムのレイアウトを絵に描き起こしてみましょう。レイアウトを描くことで、どのような水草や石を選べばよいか具体的に確認できます。
何も考えずにショップへ足を運ぶと、意外に豊富な水草や流木があるため迷ってしまいます。自分が想像できればよいので、絵は下手でもかまいませんから、具体的に絵に起こしてみましょう。
具体的には、以下の2種類の絵が用意できるとイメージしやすくなります。
【用意しておきたいイメージ】
・全体のレイアウト
・真上から見たレイアウト
それぞれに寸法や水草の種類を書き込むと、さらにイメージが膨らみます。水草の名前が分からない場合は、「縦に伸びている草」「葉が大きい草」といった説明を書いておきましょう。
その2.メインの魚を決める
アクアリウム全体のイメージが決まったら、メインの魚を1種類決めましょう。
魚によっては水槽が小さいと飼えなかったり、水がきれいでないと飼えなかったりするため、イメージしたレイアウトを調整しなければなりません。魚の種類が分からない場合は、実際にショップに行って形や色合いを見て決めましょう。
そして、以下のことを店員に確認してください。
【事前に確認しておきたい事柄】
・魚の特徴
・必要な器具
・混泳は可能か
相談すると、店員がおすすめの器具を紹介してくれ、飼育するために必要な知識と方法も教えてくれます。レイアウトの絵があれば、選んだ魚にとって快適な空間に仕上がっているのかまで判断してもらえるでしょう。
意外と時間がかかりますが、これから一緒に過ごす家族を見つける大切なステップですので、相談しながら焦らず決めてください。
その3.道具を揃える
水槽のレイアウトと魚が決まったら、いよいよ道具を購入します。基本の道具は、アクアリウムスターターセットといったセット販売を選ぶと迷わず購入できます。
セット販売がないときには、以下のアクアリウムに必要な基本の道具を参考に購入してください。
【アクアリウムに必要な道具一覧】
・水槽
・照明
・フィルター
・ろ材
・ソイルといった底床
・ピンセットやハサミなど水草植栽に必要な道具
・ヒーター
・水温計
・CO2発生装置
・スポンジやたわしなど掃除用品
道具を買うときも、ショップの店員と一緒に選ぶと無駄がありません。それぞれの道具にたくさんの種類があり、初心者ではどれがよいか判断しにくいからです。
たとえば、水槽はガラス・アクリル・プラスチックの3種類があり、設置環境やレイアウトによってベストな素材が変わります。そのため、初心者の方や道具選びに迷った方は、アクアリウムに詳しい店員に相談しながら揃えてみてください。
その4.水槽をセッティングする
道具が揃ったら、アクアリウムの土台となる水槽をセッティングしましょう。
水槽のセッティングは、以下のように進めます。
【水槽をセッティングする方法】
1.水槽を含め器具をすべて洗う
2.器具を設置する
3.砂利を入れてならす
4.石や流木など水草以外の装飾を設置する
5.水を静かに入れる
6.蓋や照明を設置しフィルターの電源を入れる
7.水質調整剤やバクテリアを入れる
8.水草を設置する
9.魚を水槽の水にならしてから魚を入れる
ちなみに、水質の調整やバクテリアの繁殖のため、ステップ7まで3日ほどかかります。また、水草は汚れの除去や残留農薬をきれいに落とすために2日ほど時間が必要です。
そして、魚は水質や水温の変化で弱ってしまう可能性があるため、徐々に水を入れ替えながら2日かけてじっくりならします。このように、水槽のセッティングは1週間程度かかると考えましょう。
その5.アクアリウムを育てる
水槽のセッティングが完了したとき、「想像と違うな」と感じる方も多いでしょう。
アクアリウムは最初から完成した1つの作品でなく、何度も繰り返して育てる必要があります。そのため、最初から理想どおりのアクアリウムを追求せず、調整しながら徐々に理想に近付けましょう。
なかでも水草は生長し、設置する場所や水温といった環境によって形が徐々に変わります。こうしたアクアリウムの変化を楽しむのも1つの嗜みですので、調整しながら育てていくイメージを持ちましょう。
そして、アクアリウムは作ったあとの管理も大切です。2〜3日ほど掃除を怠ると、苔が生え、水が濁ってしまうため、しっかり管理して理想のアクアリウムに育てましょう。
アクアリウムのおしゃれな基本レイアウト4パターン

アクアリウムを作る流れが分かったら、次はレイアウトの基本パターンを覚えましょう。パターンに沿えば、初心者でもきれいな構図のアクアリウムを作ることができます。
初心者の方でも実践しやすい代表的なレイアウトのパターンは以下の4つです。
【レイアウトの代表例】
・三角構図
・凸型構図
・凹型構図
・放射構図
どのような水槽にしたいか想像しながら、どのパターンが合うか考えてみてください。
1.三角構図
三角構図とは、左右どちらかに背の高い流木や水草などを配置する構図です。
たとえば、底床を片方に盛ったり、流木や水草を左右どちらかに寄せるなどです。他にも、水槽の奥に背の高い流木を配置し、奥から手前に傾いているような形にすると、左右から見ると三角構図になっているレイアウトが完成します。
ちなみに、底床を高く盛るレイアウトを考えているなら、三角構造を選んで背の高い水草を植えると、全体のバランスが良くなりますので試してみてください。
2.凸型構図
凸型構図とは、背の高い石や流木などを中央に配置する構図です。
凸型は、流木や水草、大きな石などのモニュメントをメインにしたいときによく使われます。たとえば、山をイメージして中心に大きな石を置いて、左右に背の低い水草を埋めるといったレイアウトが楽しめるでしょう。
中央から広げるように装飾を設置するだけでよく、全体のバランスが崩れにくいことで初心者でも作りやすいです。
3.凹型構図
凹型構図とは、左右両方に背の高い流木や水草などを配置する凸型構図の逆パターンです。
大きめの石や水草をいくつか使いたいときは、凹型構図を意識するとよいでしょう。たとえば、両脇に縦に長い石を置いて、真ん中に砂利を敷くことで谷のようなレイアウトができます。
そのほか、左右対称にこだわらずに右と左で違うデザインを用いた凹型というのも、飽きが来ないアレンジです。
4.放射構図
放射構図とは、水槽の中心から外側に向けて物を配置する構図です。
流木を組み合わせたり、水草の設置場所を螺旋にするなどの工夫で、全体が放射状になるよう作ります。たとえば、枝が広がった流木を真ん中に置いて、周りに水草を植えれば、大木を中心とした森のようなレイアウトになるでしょう。
このレイアウトは、流木をメインにしたい方におすすめです。放射構図でメインにしづらい水草も、後方に植えたり、流木に付けたりすれば便利に使えます。
美しい水槽にするために、紹介した4つのパターンを意識して構図を描いてみましょう。
おしゃれなレイアウトのために実践したい3つのコツ

「さらに具体的なレイアウトのコツが知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
コツがわかれば、初心者でもかっこいいアクアリウムを作ることができます。おしゃれなレイアウトのために実践したい3つのコツは以下のとおりです。
【レイアウトのコツ3つ】
・器具を見えないように配置する
・水槽内で傾斜や段差を作る
・黒のバックスクリーンを使う
(1)器具を見えないように配置する
1つ目の工夫は、水槽の中に入れなければならないフィルターを見えないように配置することです。
フィルターを含む管理器具が見えると、せっかくのアクアリウムの世界観が台無しになります。器具を見えないように配置したいなら、フィルターは水草や石で囲んで隠してみてはどうでしょうか。
シンプルなアクアリウムを目指しているなら、フィルターが外から見えないようになっている水槽を選ぶのも1つの選択肢です。このように、フィルターのような人工物を隠せば、より自然に近いデザインや不思議な空間のアクアリウムを作ることができます。
(2)水槽内で傾斜や段差を作る
2つ目の工夫は、水槽内で底床に傾斜や段差を作って立体感あるアクアリウムにしてみることです。
傾斜や段差とは、奥を高く盛って手前は低くする、初心者でも取り入れやすい方法です。たとえば、水槽の奥側にプラスチックの板を設置し、底を高くすると簡単に奥行きのあるアクアリウムを作れます。
もし、三角構図にするなら、高く盛るほうから反対側に向けて傾斜をつけてください。デザイン性が高くて素敵なアクアリウムの多くが、こうした傾斜や段差のアレンジを利用しているため積極的に取り入れてみましょう。
(3)黒のバックスクリーンを使う
3つ目の工夫は、黒いバックスクリーンを使って水槽をおしゃれに見せることです。
バックスクリーンとは、水槽の外側に貼り付ける水槽の背景のことです。バックスクリーンを貼ることで、水槽の向こうにあるコードを隠すことができます。
なかには、おしゃれな水草やイラストといった柄物もありますが、初心者なら水槽内の魚やレイアウトが映える黒がおすすめです。慣れてきたら、バックスクリーンに合わせたレイアウトを考えると、より壮大な雰囲気を作り上げることができるでしょう。
3つの工夫は、初心者でも取り入れやすい方法を厳選して紹介しています。ぜひ参考にして、素敵な水槽を作ってください。
メインはどれにする?水草・流木・石の配置方法

アクアリウムを初めて作るとき、メインの装飾を何にしようか迷う方もいるでしょう。
ショップで装飾を見ていると、あれもこれもというように色々と入れてみたくなるはずです。しかし、何も考えずに装飾を入れると、ごちゃごちゃしたアクアリウムになってしまい見栄えが悪くなります。
慣れないうちは、レイアウトのメインになる装飾を1つに絞りましょう。メインの装飾に迷っている方は、以下にある装飾の特徴を参考にしてください。
【ご紹介する装飾のレイアウト一覧】
・水草
・流木
・石
どれをメインに据えるか考えるだけで、アクアリウムのレイアウトを決めやすくなります。
1.水草
水草をメインにすると、森のようなアクアリウムを作成できます。
ただし、水草は種類が豊富で、水草の生態や特徴を知ってから使わなければ、予期せぬトラブルを招きます。たとえば、ピグミーマッシュルームは強い照明とCO2添加がなければ枯れてしまう特徴があるというように、水草によって扱い方はさまざまです。
そこで水草を選ぶときは、次の4つのことに注意して、同一の環境で育つ水草を選びましょう。
【水草を選ぶときの注意点】
・光量の強さ
・CO2添加の要否
・必要な肥料
・水の温度
特殊な環境でしか育たない水草もあるため、購入する前に入れる予定の魚や他の水草と共生できるかを店員に確認しましょう。
2.流木
流木をメインにすると、木の温もりを感じられたり、流木の形を活かしたりして、個性的なアクアリウムを作ることができます。流木の形は以下の2種類に分けられます。
【代表的な流木の種類】
・ブランチウッド:細めで枝分かれが多い
・ホーンウッド:太くて枝分かれが少ない
流木はすべて形が違い、存在感があるため、オリジナルのレイアウトになりやすいです。流木をメインにしたい場合、水草は流木を覆わないように配置したり、苔を流木につけたりするアレンジも考えてみてください。
3.石
石をメインにすると、岩山やカルスト台地のような風景を水槽の中で表現できるでしょう。
また、手前に大きい石、奥に小さい石といったように置くと、水槽内に奥行きを演出できます。さらに、白系や茶系の鮮やかな色の石は、黒のバックスクリーンによく映えて、爽やかなアクアリウムを作りやすいです。
また使いたい石が大きいなら、底床に埋めるように配置すると、水槽の中に収まりやすく安定します。流木と同様、石も1つとして同じ形はないため、ある程度大きな石ならメインにしやすいのも特徴の1つです。
しかし、石をメインにする場合、水草は後方に配置したり、背の低い水草を使ったりしましょう。石のよさを引き立てるような配置ができれば、さらにアレンジの幅を広げられるはずです。
初心者は3段階で水草をマスターしよう!

石や流木をメインにした時でも、水草は一緒に使われることが多いです。
そのため、水草を上手に使う方法を覚えることで、アクアリウムのレイアウトに彩りを増やすことができます。ここでは、以下の3つのステップで水草の扱い方を解説します。
【水草の扱い方例】
1.そのまま植えられるか確認する
2.下処理をする
3.鉛付き水草を作る
1.そのまま植えられるか確認する
最初に、購入したい水草がそのまま植えられるかショップの店員に確認しましょう。
なかには農薬を使われた水草があり、そのまま水槽に植えると魚に影響を及ぼす可能性があります。特に、エビは水質に敏感なため、農薬が残っていると弱ってしまうといったトラブルに見舞われます。
そのため、そのまま植えられない場合は、2〜3日ほど別の水槽に入れて、農薬や汚れを落としてからアクアリウムに入れます。意外と見落としやすいため、水草を買うときには事前に確認しましょう。
2.下処理をする
水草を購入したら、下処理をしましょう。
処理をすることで、水草がきれいに映えるアクアリウムを作ることができます。水草の下処理とは、買ってきた水草をバラバラにして、茎の長さを調整したり、古い水草を取り除いたりすることです。
たとえば、次項で紹介する鉛付き水草にするときにも、下処理を行なうときれいに、そして長持ちします。ぜひ試してみてください。
3.鉛付き水草を作る
水草を下処理したら、次は束ねて鉛付き水草を作りましょう。
水草を底床に植えるタイプもありますが、初心者におすすめなのは鉛付き水草です。植えずに置くだけでよいため、手軽にレイアウトの調整ができます。
具体的な手順は、次のとおりです。
【鉛付き水草の作り方】
1.下処理をした水草を2~3本束ねる
2.横4cm x 縦1cmに切ったスポンジマットで根を巻く
3.スポンジマットのうえから鉛を巻いて完成
手間だと思う方は、スポンジと鉛が一緒になった水草用のおもりが売られているため活用しましょう。
鉛付き水草に慣れてから、底床に植栽する方法を学ぶと理解しやすいです。水草の処理方法が分かれば、もう実際にアクアリウムを始められる状態になっているはずです。
アクアリウムのレイアウトは費用に応じて幅が広がる

アクアリウムは手をかけるほど、理想の世界を作ることができます。
しかし、労力だけでなく、お金も必要な趣味です。実際にどれくらい費用がかかるか、主な道具の値段相場を見てみましょう。
表にまとめた道具を集め、アクアリウムをスタートするために費用は、全部で4〜7万円ほど必要であることがわかります。
道具 | 相場 | 交換時期の目安 |
---|---|---|
水槽 | 3,000円以上※大きさによる | なし |
照明 | 6,000円から3万円程度※大きさと光量による | なし |
フィルター | 3,000円から1万円程度※取付場所やろ過能力による | なし |
ろ材 | 300円から1,000円程度 | 2週間から半年※目詰まりや流量が低下してきたら |
底床 | 1,000円以上※水槽の大きさによる | なし※飼育環境の改善や魚などにトラブルが起きたときは交換する |
ヒーター | 3,000円から6,000円程度 | 1年から2年 |
CO2発生装置 | 装置:2万円程度 カートリッジ:500円程度 | 装置:なし カートリッジ:30日から40日 |
水温計 | 500円から1,000円程度 | なし |
こちらに挙げた道具の他にも、掃除用品や魚の環境保全に必要な薬剤といった費用が必要です。そして、取り替えが必要な用品なら、維持費を用意しなければなりません。
ただし、お金をかけるほど壮大な世界を作れるという点も、アクアリウムの楽しみの1つです。どれだけ無理なくお金をかけられるかを考えながら、自分だけの世界を作り込みましょう。
情報銀行サービスDprimeでさらにアクアリウムを楽しもう

アクアリウムは必要な道具が多く、数万円するような高価なものもあるため、お金の管理が難しいです。
そこで、資産管理のできるサービスMoneytreeを、三菱UFJ信託銀行が提供する情報銀行サービスDprimeと併せて活用しましょう。
Dprimeとは、趣味の情報や行動履歴などのパーソナルデータを登録することで、特別なクーポンなどをギフトとして受け取れるサービスです。パーソナルデータを登録するだけで、お得に商品を購入できたり、イベントに参加できたりします。
さらに、DprimeはMoneytreeと連携することができ、アクアリウムにかけるお金の管理もできます。お金の管理履歴は資産情報として記録され、企業に提供することでギフトと交換することも可能です。
ぜひ情報銀行サービスDprimeを活用して、お得にお金の管理をしてみてはいかがでしょうか?
アクアリウムのレイアウトでよくある3つの疑問

最後に、アクアリウムのレイアウトでよくある3つの疑問を解決しましょう。
【レイアウトについての疑問】
・水槽はどこに置くべき?
・水槽に入れたらダメなものは?
・どうやってアクアリウムのテーマを決めたらよい?
初心者が意外に見落としやすい項目もありますので、ぜひ参考にしてください。
その1.水槽はどこに置くべき?
水槽は、以下の点に気をつけて設置する場所を選びましょう。
【理想的な水槽の位置】
・揺れない平らな場所
・直射日光が当たらない場所
・水道が近い場所
置く場所が不安定だと、水槽がひっくり返る可能性があります。また、直射日光が当たってしまうと、水温管理が難しく魚やアクアリウムに入れた水草にダメージを与えてしまうため避けておきたい場所です。
意外と見落としてしまうのが、管理しやすい場所であるかどうか。たとえば、水道が遠いと手入れしにくいため、水場は近いほうがよいですよね。3つの注意点を参考にしながら、水槽は安全で管理しやすい場所に置きましょう。
その2.水槽に入れたらダメなものは?
アクアリウムは自由にレイアウトしてよいですが、以下のようなものは装飾に向きません。
【アクアリウムの装飾に向かないもの一覧】
・サンゴ・貝殻
・コンクリート
・石灰岩
・生木
・フィギュア
サンゴ・貝殻・コンクリート・石灰岩などは、水をアルカリ化する成分を発生させます。そのため、どうしても入れたい場合は、アルカリ性の水質で育てられる魚や水草を選びましょう。
また、生木は水質を劣化させる有害物質が発生する可能性があるため、初心者のうちは入れないほうがよいです。その他、塗装が剥げたり、溶けたりする可能性があるため、フィギュアもアクアリウムに適しません。
こうした用品は、慣れてくると適切な方法で使えるようになります。初心者のうちはアクアリウム用に販売している装飾を使うように意識すると、失敗なくレイアウトを楽しめるでしょう。
どうしても入れたいなら、お近くのショップで相談してから使うことをおすすめします。
その3.どうやってアクアリウムのテーマを決めたらよい?
「アクアリウムを作りたいけど、まったくイメージが沸かない」という方は、身近な所からインスピレーションを得ましょう。
【インスピレーションを得られる場所・モノの参考例】
・海・川・山といった自然
・水族館
・文学や音楽といった芸術
・映画やドラマ、アニメといった映像作品
・世界の絶景の写真
また、アクアリウム大会の入賞作品を見たり、アクアリウムの展示会を訪れたりして、プロのアクアリウムに触れてみると想像力が刺激されます。最初からアクアリウムのテーマを1つ決めていると、レイアウトを考えやすいです。
さまざまなものを見て、あなただけのアクアリウムを作りましょう。
まとめ
アクアリウムのレイアウトは奥深く、紹介した以外にも中級者・上級者向けのテクニックがあります。道具や魚のことが分からないときは、アクアリウムショップの店員に相談しましょう。
自力で調べたり作ったりするより、スムーズにアクアリウムを作ることができるでしょう。試行錯誤を繰り返し、アクアリウムで自分だけの世界を表現してくださいね。
ご留意事項
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